あつまろのこだわり資産運用

個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでます。

投資信託

さよなら、さわかみファンド

あつまろです。

今年は「ポートフォリオのリストラ(再構築)」を進めています。 以前より売却タイミングを図っていた「さわかみファンド」、ようやく売却しました。
やっぱり! 株は上がるぞ (アスカビジネス)
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手数料の高いアクティブファンドのパフォーマンス

あつまろです。

2007年に「オーロラファンド(タイ投資)」投資して、現在まで保有し続けてきました。保有期間は4年超になります。取り扱いは野村證券で買付手数料2.1%、信託報酬約1.5%になります。

手数料が安いインデックスファンド全盛の現在において、この手のファンドに投資するのは「非常識」とすら映るかもしれません。

「タイ株ファンドに投資した理由」

なぜ、わざわざ手数料が高いアクティブファンドであるタイ株ファンドに投資したか、という理由は当時の状況を説明する必要があります。2007年初の当時は、世界がサブプライム・リーマンショック前の株価絶頂期にありました。日本株式市場もやっぱり割高であったため、私は投資機会を求めて海外市場に目をむけていました。その時に目に止まったのが「タイ」です。他国と比較してバリュエーションが安く見えたことと、中国やインドに挟まれたタイの地理的な優位性、アジアのデトロイトと呼ばれているタイは他東南アジア国と比較して産業レベルの高さが際立っていたことと、平均所得で見たときにまだこれから成長の余白の大きさに期待してこの国に投資したいと考えました。

個別株はハードルが高かったので、投資信託(ファンド)という形で投資しようと思ったのですが、当時タイ株に投資するファンドといえば「オーロラファンド(タイ投資)」でした。当時は海外ETFもちらほらと話題になってインデックス投資(≒低手数料)が注目され始めていましたが、多少コストを支払っても十分リターンが得られると判断して投資を決断しました。

「この4年間」

サブプライム・リーマンショックでタイの代表的な株価指数であるタイSET指数も下がり、「オーロラファンド(タイ投資)」もマイナス評価期間が続きました。また、国内政情不安でクーデターなど問題が発生しました。ですが、これらの問題がありましたが、2009年初あたりから株価は急上昇してこの時期から約2倍になりました。

「タイ株ファンドの売却」

昨年あたりから私の投資方針として、どんどん個別株への集約を図っていることと、基準価額も2倍弱にまで上昇してきたこともあり、ここいらで売却をするつもりです。この投資から学んだことは、コストも大事ですが何に投資をするかが最も大事だということです。現在の風潮では下手をすると投資対象を見ずに、コストのみを見て投資判断をするという危うさを感じます。ですが、コストも大切なファクターですが、自分が信じることができる投資対象であれば、多少のコストは払っても投資する価値があるものもあるということを実感しました。しかし、その一方でファンドは投資方針やマネージャーの姿勢を理解していないと長期間保有する意欲が減退してしまいます。個別株なら決算書を見てビジネスの状況などをチェックしていますが、ファンドの運用報告書はチェックというかさっと目を通す程度になってしまいました。また、ファンドは信託報酬という名で保有コストがかかるので、保有コストがかからない個別株式の方が私にはあっているなと思いました。

それでもファンドホルダーとして4年間当事者意識を持って、タイSET指数を眺め続けてきたり、タイのニュースと接することができたのは、個人的にはよい経験ができました。やっぱり保有しているかどうかで当事者意識が違ってきます。そのうち個別株投資という形でタイ株式市場に再戦するかもしれません。もっと海外個別株投資の環境が整ってきてくれるといいなぁと思っています。

thai set
(参考:タイSET指数チャート)

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さわかみファンドをこう見る

あつまろです。

ネットで見るさわかみファンドについての意見は、アンチが圧倒的に多いです。澤上氏のメディアへの露出度が高いことから、おそらく熱心な信奉者もいることでしょう。

が、何にせよ極端だなぁと感じます。日本的な考え方として、白と黒でスパッと分けることのできない、「灰色(グレー)」「曖昧な領域」があると思いますが、いかんせん人を評価するときには白と黒で分ける傾向がありますね。

だいたい人への評価は、満点か0点でなく「7:3」「6:4」などによる気がします。小泉元総理や菅総理など政治家への評価もそういうものじゃないかと私は思います。
皆でよってたかって全否定というのは、違う気がします。「ここは認める」「ここはダメ」という見方がもっとあっていいんじゃないかと思います。

さて、さわかみファンド(=澤上篤人氏)に対して、私が思うことを以下に挙げていきます。

1.直販投信のビジネスモデルを確立した

大手証券会社など販売会社による営業攻勢でなく、ファンドの作り手、自分たち(投信会社)が直接投資家に訴えかけて売る直販モデルをビジネスとして確立させました。
澤上社長がどんどんメディアに露出して、広告塔として思いを語り、世間に認知される。現在ではファンド純資産額2500億円。これだけ集まると会社としても利益が出ていることでしょう。
企業が利益を出すことは悪いことではありません。ドラッカーが利益は企業存続の条件というようなことを述べていますが、企業が社会への貢献など理念を実現するためには、利益を出すことが実現への条件です。

他に直販でアクティブファンドを取り扱う投信会社は、コモンズの渋澤氏やひふみの藤野氏など「草食系投資」というコンセプトで、一般投資家への啓蒙や広告活動を展開しています。このあたりも澤上氏の影響を強く受けているんだと思います。
さわかみファンドが開拓者として道を切り開き、その後にそれぞれ個性のあるファンドが自分なりのスタンスで続いている状況です。
しかし、コモンズ10億円、ひふみ13億円と、ファンド組成からの年月もありますが、まだビジネスとして成り立っていない状況です。

2.長期投資のアイデアを広めた

澤上氏独特の言い回しで長期投資の発想を広く世間に知らしめました。そのアイデアに強く共感した人も多いと思います。
その一方で、強く共感したが故に実際の運用を見て失望した人も少なからずいます。
しかし、FXなど短期志向に走りがちな傾向にある中で、ゆっくりと長期投資をしようというアイデアを広めたのは価値あることだと思います。

3.ファンド投資家への情報開示

ファンド投資家にむけて月2回くるレポート。市場の晴れの日も雨の日も、どのようなことを考えているかを伝えようとする姿勢は見事です。また、ポートフォリオも公開しています。
私もいろいろ勉強になりました。最近合併話で盛り上がっている住友金属工業は、数年前さわかみファンドのポートフォリオの最上位に位置していました。2000年初旬に株価低迷期にたっぷり仕込んでおいて、株価上昇局面には、同社が取り扱う天然ガスなどに用いられるシームレス(継ぎ目のない)パイプの圧倒的品質で世界から需要が殺到して、株価は投資価格から10倍の10倍株を達成しており、見事だなと感心しました。一方で、太陽電池などを扱う三洋電機への積極的投資はパッとしませんでした。他にも成功と呼べないような投資がいくつかあります。
ですが、さわかみファンドならではの「環境分野」への関心と投資スタンスは、他投資家の具体的な行動として参考になるところがありました。
アンチさわかみファンドの意見は、この情報開示がさわかみファンドの投資スタンスへの反感に結びついてる側面もあります。しかし、積極的情報開示ともいえる彼らのスタンスは純粋に評価できるポイントです。

4.投資スタンスのブレ

投資スタンス自体は人それぞれの思いがあるので、ファンドの運用方針に共感できるか次第ですが、ファンド投資家から見て投資スタンスがブレるように映るとものすごく心配になります。
さわかみファンドはポートフォリオの銘柄数が増えた後、売却を進めて銘柄数を減らしました。また、よりいいチャンスがあるからと「ごめんね売り」をしている活動を見ていると、投資している銘柄に対する信念が薄いのではないか、と気になりました。

ポートフォリオが300銘柄を超えていて、インデックス化しているという批判がよくありましたが、アメリカの伝説のファンドマネージャーであるピーターリンチは1300銘柄を保有していて、それでも成果を挙げているので、それは銘柄数が多いからというだけでインデックス化するということにはならないと思います(もっとも私は少ない銘柄で運用する方が好みではあります)。
しかし、多数の銘柄でポートフォリオを構成していくんだという投資スタンスであれば、わざわざ相場低迷期で売る必要もないと思います。このあたりは、息子の澤上龍氏に権限を与えたり、外したりとしていた時期もあり、ファンドとしての投資スタンスがブレている印象を私は受けました。

5.結局はパフォーマンス

サブプライム・リーマンショック後にさわかみファンドが、全力買いをしていた実績があります。澤上氏はウソをついてるという話もありますが、間違いなく彼らは投資をしていました。
なぜなら私も同時期に投資をしながら、「さわかみファンドも買ってるな〜」とポートフォリオを眺めていた記憶があり、記録で証明もできます。
しかし、今となって振り返ると、仕掛けが早かった。結局は下げ始めの初期段階で大幅に投資したため、その後の株価がさらに下げるとパフォーマンスはどんどん劣化することになりました。
私は当時のさわかみファンドの動きは、いまでも共感する思いが強いのですが、ファンドの評価はなんだかんだ言って、パフォーマンスに帰結するものだなと思います。
このあたりはファンド運用者というのは厳しい立場にいるな、と改めて感じます。私は誰にも咎められないので、個人投資家でよかった、と思います。

ファンドではないのですが、ウォーレン・バフェット氏があれだけ世間に讃えられているのはパフォーマンスを上げているから。もし、パフォーマンスを上げれていなかったら、ただのチェリーコーク好きのおじいちゃんです。

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さわかみ氏が虚偽発言?

あつまろです。

相互リンク先の吊られた男の投資ブログにて、「さわかみ投信は投資詐欺なのか?」というトピックに興味を持ちました。

吊られた男さんが、取り上げたのは日経マネーに掲載された澤上氏の次の一文。
'07年7月の基準価額2万円超えの後、サブプライムで1万7000円台まで落っこちたのは大歓迎だった。7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め、現金ポジションを35%にまで高めてあった。それで安値をたっぷり買ってやった。そこまでは、見事な長期運用を展開していたわけだ。

これに対して吊られた男さんの見解は以下のとおり。
2007年にはどう見ても35%も現金だったと思われる時期がありません。つまり、このグラフから推測されるのは、澤上篤人氏の「7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め、現金ポジションを35%にまで高めてあった。」という発言はファンド運用の事実と異なるということです。

本当のところどうだろう?
私はさわかみファンドに学ぼうとファンド投資をし、毎月2回ファンド投資家に対して送られてくる運用状況を保管しているので2007年の資料を見てみました。

すると、たしかに最も株式比率が低かった時期は、2007年2月末の86%台です。株式以外を全て現金ポジションだとすると、14%弱となります。う〜ん、これだと虚偽と言われても仕方ないです。でもなぜ、こんな発言しちゃったんでしょうね。

ちなみにもう少し過去に遡ってみてみると、約1年前の2006年4月中旬が株式比率70%になってます。現金ポジションは30%程度。この間の月中取引で一時的に35%になってたりする可能性はあるかもしれませんね。ただ、仮に1年前のことを勘違いしていたとしても、雑誌に掲載された発言内容と異なるのは確かですから、批判は免れません。残念です。

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知る人ぞ知る、ひふみ投信

あつまろです。

ひふみ投信は一部個人投資家で人気のある
アクティブファンドです。

私自身は名前くらいしか知らなかったので、実際の運用方針を知るためレオス・キャピタルワークス社主催のセミナー
「ひふみアカデミー」に行ってきました。

以下のストーリーで展開します。

セミナー前の情報
「1.ホームページからの情報」
「2.ポートフォリオと取引履歴」

セミナー後の情報
「3.セミナー・質疑応答サマリ」
「4.投資家にとってのひふみ投信」

1.ホームページからの情報

まず、セミナー参加前の予習としてHPから投資方針を確認しました。

投資哲学
•当ファンドの信託財産を長期的に成長させるために、世界経済、社会が変化し続けることを前提として、その変化に対して先見性を持って柔軟に対応します。
•また市場動向も常に変化し続けますが、特定の運用手法やスタイルにこだわらず、企業の価値と現在の市場価値との差(割安であること)やその企業の価値が時間とともに増加することに着目して、長期的な選別投資をします。
•人間は本来、社会に対して付加価値を創りだすことができますが、企業においても経営者や従業員をはじめとした多様な関係者(ステークホルダー)が各企業における独自の価値を創造し得ることを信じ、その企業の価値変化の可能性を、豊かな想像力を持って判断します。

ん〜、哲学だから仕方ないのかもしれませんが、なかなか投資スタンスのコアがわかりにくいです。
「柔軟に対応」「特定の運用手法やスタイルにこだわらず」「豊かな想像力を持って判断します」など

ひふみ投信の投資態度
1.国内外の長期的な経済循環や経済構造の変化、経済の発展段階等を総合的に勘案して、適切な国内外の株式市場を選びます。
2.選ばれた国内外の株式市場のなかで、長期的な産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行ない、業種や企業規模にとらわれることなく、長期的な将来価値に対してその時点での市場価値が割安と考えられる銘柄に長期的に選別投資します。
3.長期的なリスクとリターンの関係を考慮して、銘柄数・組入比率等を決定し、分散投資することにより、信託財産の成長を目指します。
4.株式以外への資産への投資割合は、原則として、信託財産の総額の50%以下とします。
5.ファンドの運用にあたっては、短期的な成績向上を狙うような投資は行ないません。したがって、運用成果について目標とするベンチマークは設定しません。

「1」国内の株式市場に限定せずに外国の市場にも投資対象の可能性を持つというのは良いポイントです。ただし、本当に外国株投資をするにあたっての実際の運用体制を構築するのは口で言うほど簡単なことではありません。これはコモンズファンドなど他ファンドにも言えることです。
「4」この記載は逆に読むと、株式以外の資産を50%まで保有するという考え方であり、理にかなっています。株式市場が高騰しているときこそ、新たな資金を株式に投じないというのは、あるべき姿だと思います。
「5」ベンチマークを置かないのも個人的には賛成です。が、実際には運用報告書を見るとTOPIXのチャートや騰落率が出ていて、思いっきりベンチマークにしているような気が・・・

2.ポートフォリオと取引履歴

現在のポートフォリオ1位が保育サービスのJPホールディングス。3位にはペット保険のアニコムホールディングス。他にもカカクコムや日本ツイッター事業を展開するデジタルガレージ。
また、約半年前の上位銘柄にはニコニコ動画のドワンゴ、ZOZOTOWNのスタートトゥデイと、比較的新しい成長(グロース)要素が強いと思う反面、次々にポートフォリオ上位が入れ替わっており回転率が早い印象です。

新ビジネストレンド狙いかと思う一方、自動車部品のユニプレスやティラドなどリーマンショック後で業績復活した渋い銘柄。四半期決算の業績上昇発表と株価上昇時に順張りで投資して成功しているようです。これもどちらかというと上げ相場に乗っかり、短期(1年未満)で益を狙っている感覚を持ちます。

コレ以外には、ポートフォリオ2位に静岡銀行とお年寄りが好みそうな銘柄。さらにはユニ・チャーム、任天堂、東レ、コマツなど強いビジネスを持つ企業群。このあたりは私も好きな銘柄群が並びます。その他、歯科医療機器を手がけるナカニシも入れてます。ここも渋い。アナリストの好みなんでしょうか。

分散を心がけているからでしょうか、ポートフォリオを見ると百花繚乱。内需も外需も取り入れて、どちらかというとグロース色が強い印象ですが、私のような個人投資家目線からするとポートフォリオから感じる個性(一貫性)を感じにくい不思議な印象を受けます。

私の理解を超えたこのような運用こそが、運用哲学にある「特定の運用手法やスタイルにこだわらず」「柔軟性」というメッセージの体現かもしれません。私はここまで下調べをした状態でセミナーに向かいました。

セミナー・質疑応答サマリ

①運用体制

リサーチメンバは5名体制。シニア2名 中堅1名 若手2名。若手2名の成長が著しく彼らのアイデアが効いている。創業当初は4名体制で総務など兼務してきたが、いまは5名が運用に専念できている。

あつまろ:5名体制があるが銘柄選定はどのように判断を下すのでしょうか?
ひふみ:ある程度の裁量を持って決定しています。担当者がレポートを書いて、内部で説明をして話し合いをします。話をする中で気づくこともあります。ファンド責任者は社長の藤野です。

感想:どこのファンドもだいたいこのような決め方だそうです。人に説明することは意外と自分でも発見があるので個人投資家にないメリットかもしれません。30歳以下の運用者が2名いらっしゃって、若いのにかなりしっかりした印象でした。
一方でポートフォリオ全体を見た個性を感じにくいというのもある程度理解できました。5人の志向がそれぞれ盛り込まれた結果、あらゆる銘柄が並んだのだと思います。

②運用哲学

・アクティブ主義
企業の価値変化の可能性を想像力をもって判断
・柔軟性
時代の状況に応じた対応
・見えない価値を見つける力

あつまろ:見えない資産は具体的にどのように判断しますか?
ひふみ:見えない価値なので判断しづらいが、経営サイドとの話合いの結果の印象や、はがきアンケートの返信速度なども見ています。

感想:哲学はHPに載っているのと違っていて、現在も鋭意検討中だそうです。が、やっぱり哲学は曖昧な印象です。私の場合、「・・主義」「・・性」というのは、もやっとした印象を受けます。挙げられている「見えない価値」というのは決算書に現れにくい大事ですが、質問の回答を聞いても具体論に乏しい印象でした。
私個人としてのチェックポイントは、経営理念の浸透度、企業文化(DNA)やブランド、販売網、参入障壁の高いビジネスか、経営者に依存しないビジネスモデルか、買い手(顧客)や売り手(仕入先)との交渉力をもつポジションにいるか、従業員の給料(低すぎないか)などを書きだして自分なりにチェックするようにしています。

③運用方法

2つある。
a) RSMという独自スクリーニング基準(探知機という表現もあり)
RSMの軸は、ディープバリュー(割安)、業績伸び率の兆候、チャートの3つ。
b) 一本釣り
個別企業と出会って優れた企業を文字通り一本釣り。

感想:この説明でポートフォリオと取引履歴の意味がわかりました。要は定量評価(スクリーニング)が主なのですね。RSMの3つの基準を見ていると、新ビジネスや復活銘柄などのポートフォリオの意味がわかりました。

私の印象ではひふみ投信は半期ごとで益を出す回転率の高い運用です。実際にはロングスパンを見ているようですが、ここまでの結果を見ると結果としては短期で成果を出し続けるという運用手法という印象です。銘柄選定も回転率も20〜30代の投資スタイルに近いかもしれません。
投資哲学やポートフォリオの変遷からだけではなく、今回のセミナーでも枠にとらわれない「自由」を感じました。「その時々で最適なものを」という思想です。私の場合はあえて「制約」をつけて人間の非合理さを抑えて超長期で実をとる、というスタイルなので自分のスタンスとの違いを感じました。

同じ直販で先日ご紹介したコモンズと比較しても全然違う印象でした。私自身はコモンズとの共通点が多いので、ひふみとは投資スタイルに気になる点が多くありましたが、正直ここは嗜好の違いですね。

投資家にとってのひふみ投信

設定来のパフォーマンスは日本株で運用するファンドでは一位だと思っている(藤野社長談)、という言葉に代表されるように実際のパフォーマンスを挙げていることを高く評価できます。現在はグロース色が強いのですが、バランスも考慮できている印象です。

時流にのった投資。独自スクリーニングも設けており、私の印象で言うと「いまふう」の投資スタイル。これをどう判断するかは投資家の共感度次第でしょう。私自身は共感度が低かったので、もうしばらく様子見を続けるつもりです。

ファンドとしては、抑えられた信託報酬、株価高騰期に非株式資産で待機する方針など明らかに投資家目線で歓迎すべき点もあります。個性的なアクティブファンドが出てくることは歓迎です。こうやって個人投資家とも接点を持ってくれることもファンドを知る手助けにもなりますし、私のような株式投資をする者にとっても勉強になります、ありがたいことです。これからも個人投資家との接点を大事にしていってほしいです。

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コモンズ投信ファンドマネジャーと語ってきました

あつまろです。

コモンズ投信主催のセミナー
「ファンドマネジャーと語ろう!オープンオフィス」
に行ってきました。

コモンズ基礎知識

コモンズ投信が提供するコモンズ30ファンドの特徴をHPより抜粋。

企業が価値を創造する時間軸に一致した投資という意味で30年目線の超長期投資を行います。
積極的な企業調査を通じて優良な企業を厳選し、30社程度に集中投資を行います。
物的資産、金融資産のように「見える資産」だけでく、経営理念や企業文化(DNA)などの組織資産、 人的資産、顧客資産など「見えない資産」も重視して、投資を行います。
投資候補先企業との双方的対話が欠かせません。企業との双方的対話を重視します。

私はファンド(投資信託)への強い思いがないのですが、同ファンドには興味を持ちました。理由は投資方針が似ていることです。とくに30年の超長期投資はが、私の15年保有と近い考え方を感じました。

また、「見えない資産」として経営理念、企業文化(DNA)、組織資産、 人的資産、顧客資産などを重視される点も日頃私が意識していることで共感しました。過去何度かコモンズに関する記事を記載しています。

2009年9月記事
独立系の直販投信シリーズ(コモンズ30ファンド)
2010年2月記事
コモンズセミナー「投資先企業との対話 コマツ編」
2010年5月記事
コモンズセミナー「投資先企業との対話 シスメックス編」
2010年12月記事
コモンズ投信 吉野永之助氏

ファンドマネージャ吉野氏

コモンズ30ファンド(以下、コモンズと省略します)のファンドマネージャは吉野永之助氏です。以前よりお話を伺いたいと思っていましたが、念願叶いました。

ちなみに吉野氏のことを、コモンズ投信会長渋沢氏はこう述べてます。
世界的に非常に有名な長期投資の運用会社であるキャピタルリサーチを含めて40年という日本No1の経験を誇るファンドマネージャーです。キャピタルに25年勤めていた吉野が一緒にやってくれるのは非常に心強いです。

相当キャリアがある方で年齢はたしか70歳前後だったと記憶しています(間違っていたらゴメンなさい)。
年齢を感じさせない思考の若さ、好奇心の高さは、本日のセミナーでもひしひしと感じました。かつ、明るく人の話も聞いて、フランクに意見交換できるそういうパーソナリティの方でした。

トークサマリ

コモンズの組み入れ銘柄は、日本においては大規模な銘柄が多く保守的です(例:ホンダ、コマツ、テルモ、任天堂)。これらの企業に投資するのは、サスティナビリティ(持続可能性)に期待しているとのこと。
そのためには、ブランドと実績がある、経営ガバナンスの良い企業を選定しているそうです。

コモンズの目指すところは急激な高成長でなく安定成長であり、年率平均5〜6%の成長があれば十分という見方です。

日本で大企業と呼ばれる企業は、グローバルにおいては中企業。言い換えればそれだけ余地があるということ、というお話もありました。
たしかにコモンズの銘柄選定は国際展開している企業が多数を占めていますし、吉野氏も何度も国際的な成功というメッセージをお話されていました。

個人投資家の立場からすると、チームとしての銘柄選定などの決定はどうするのか気になったので質問しましたが、いろんな人の意見を聞いて最終的には吉野氏が判断するという決定方法だそうです。

医療、食品、ゲームや銀行などの業界や個別企業について意見交換をしましたが、やはりファンドマネージャともなると経営サイドと直に話を聞くことができるようでうらやましかったです。

投資家にとってのコモンズ30ファンド

やはり今日の話を聞いても、彼らの進む道は「投資の王道」。
結果的に大型で有名企業がポートフォリオに並び、一見すると市場を出し抜くような銘柄群ではありませんが、実際にはそういう銘柄こそが長期でみると良いパフォーマンスを上げるものだと思います。

これまでの取引を見たり、実際の保有銘柄を見るといくつか気になる点はありますが、しょせんは枝葉です。投資スタンスの幹がしっかりしていれば大丈夫です。信頼できる運用者がいることは、投資家にとっては安心です。

また、私のように株式投資をかじっている人からすると、今回のように銘柄についてファンドマネージャと直に意見交換できたり、投資先企業の紹介セミナーを開催してくれると、自分の投資にも活かすことができます。

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コモンズ投信 吉野永之助氏

あつまろです。

コモンズ投信
のコモンズ30ファンドは、
まだ認知度が低いファンドですが、
あつまろの投資スタイルや銘柄選びの視点に
共通点があるファンドです。

そのコモンズ投信における
チーフインベストメントオフィサー(CIO)
吉野 永之助氏です。

肩書きは聞きなれないですが、
要はもっともファンド運用に強い影響力を
持つのかなというイメージを持っています。

あつまろは過去コモンズ投信が投資する
企業を紹介するセミナーに2回参加しました。

その場で吉野氏の話を聞く機会がありましたが、
真っ当なことを言う人だな〜という印象を持ちました。

話を聞いていても
至極、当たり前の内容であるのですが、
枝葉の細かいところはともかく、
幹となるような軸を押さえている
という印象を受けました。

いつか直接お話したいなと思っています。

ご参考までにコモンズ投信HPの
スタッフ紹介からの抜粋です。

--
勧角証券入社、朝日投信に異動後、
20年に渡り株式・公社債投信を運用。
その後、米国大手運用会社キャピタルグループ入社。
アナリスト、ファンドマネージャーを経て、
日本法人であるキャピタルインターナショナル
株式会社代表取締役に就任。
日本で最も運用経験の長いファンドマネジャーの一人。
2008年7月コモンズ投信取締役CIOに就任、現在に至る。
--

さて、ここまでは前置きで
ここからが今回お話したいことです。

吉野氏のオンライン記事
があるというので読んでみました。

トピックは、「いい株」の見分け方です。

以下の4プロセスが提示されていました。

1)まず新しい四季報を開く
2)そして丹念にページをめくる
3)配当欄に目を凝らす
そして、、、
4)増配予定銘柄を見つけて投資する

これを見て、大胆だなぁとビックリしました。

つまり、投資家にとって
「配当」は重要だということです。

そして記事の最後に
吉野氏は「ウォールストリートの先人」として
シーゲル博士の言葉を引用します。

「配当は
『下落相場のプロテクター(下値の支え)であり、かつ
 上昇相場のアクセル(加速装置)でもある』と」

配当は二重課税の問題がありますが、
重要な投資選択基準であることは確かです。

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REITが元気です。

あつまろです。

REITに投資します。
というエントリを年初にしました。

あまりにREITに人が集まらず、
分配金利回り6〜7%が
ゴロゴロしている状態でした。

2010年は
REITの価格が上昇傾向に
転じた年でした。

東証REIT指数の年間チャートを表示します。
REIT


余談ですが、
あつまろの場合、
REIT指数に連動した
ETFやファンド投資でなく、
個別銘柄への投資をしています。

いまでは投資口価格はだいたい
年初と比べると、
1%程度下がった感じがします。

それでもインカムゲイン狙いでいけば、
まだまだ魅力は残していると思います。

あつまろにとっては年初に投資しておいたので
REITへの追加投資の時期ではありません。
しばらくはこのままホールドします。

数種類の資産クラスを投資対象にしておくと
ある資産クラスに対していまは投資時期でないと思っても
他の資産クラスに魅力を感じることがあります。

つまり、数種類への資産クラスを投資対象にすることは、
「リスク分散」という観点というよりもむしろ、
「投資機会の拡大」という観点の方があつまろは魅力を感じます。

そして、もう一度REITの話題に戻ります。

順風軌道に乗っているので
しばらくそっとしておきます。

この後の価格の行方が
あまりに高値になれば売ればいいですし、
あまりに安値になれば買えばいいです。
その間はインカムゲインを得るのみです。

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アクティブファンドの良さ

あつまろです。

投資信託(ファンド)は、
インデックスファンドとアクティブファンドと
大きく2分されます。

インデックスファンドは、
日経平均株価やTOPIXといった指標に
連動するタイプの投資信託です。

一方、アクティブファンドは
インデックスを上回る運用を目標として
ファンドマネージャーが運用するタイプです。
が、ファンドマネージャーの人件費を始めとして
コスト(手数料)が高い傾向にあります。

投資の名著でもインデックス投資を
礼賛するものが多く、
実際に個人投資家ブログを見ていても
インデックスファンドを支持する人が多数派です。

ですが、アクティブファンドには
アクティブファンドの良さがあります。

あつまろが考えるアクティブファンドが
インデックスよりも優れると思う点を3つ挙げます。

※すべてのアクティブファンドが
該当するわけではありません。

.▲ティブファンドは個性があります。
ファンドマネージャーの考え方に共感できると
強い信頼感をもって投資することができます。

日本における代表例は、
「さわかみファンド」です。
※アンチも多数いますが、それでもやっぱり人気です。

∨榲に有能なファンドマネージャーであれば
インデックスを越えるパフォーマンスを
出すことができると思います。

ただ、それを見つけ出すのは難しいです。。

あつまろは、コモンズ投信の
「コモンズ30ファンド」に注目しています。

アクティブファンドの銘柄について
いち株式投資家として発見・学ぶことができます。

ファンドマネージャーがどのような銘柄を選んでいるか、
そういうことが参考になります。

先ほど述べた「コモンズ30ファンド」などは、
あつまろと投資判断の共通点が多く、勉強になります。

また、外国株投資については、
日本だとどうしても銘柄情報量が少なく、
外国株を運用するファンドの銘柄選びを見ていると
「こういう銘柄があるのか〜」と発見があります。

以上が3つの点です。

あつまろ自身は個別株投資が中心なので
3つ目のメリットで挙げた
ファンドマネージャーの銘柄選びを知ることによる
発見・学びが一番効果的だと感じています。

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STAM⇒eMAXIS⇒CMAM?

あつまろです。

今回のタイトル、
わかる人にはわかるのでしょうが、
わからないと暗号に見えてしまいますね。

タイトルを読み解くように
本文を展開していきます。

株式や債券のインデックス指数に連動する
ファンドが注目されていますが、
STAM、eMAIX、CMAMは、
全てインデックスファンドのシリーズです。

これらのファンドは信託報酬(手数料)が
安いため、注目を浴びています。

まず、最初に設定されたのが
住信アセットマネジメントが提供する
STAMシリーズの投信。
設定されたのが2008年です。

少額から投資できて、
積み立てできるため、注目されました。

そして、さらに安い商品として出てきたのが、
三菱UFJ投信が提供している
eMAXISシリーズ。
設定されたのが2009年です。

そしてそして、さらに安い商品として出たのが、
中央三井アセットマネジメントが提供する
CMAMシリーズ。
設定されたのが今年2010年です。

さて、タイトルを読み解きます。

「STAM→eMAIX→CMAM?」

「→」の意味・・・保有資産の乗り換え。
「?」の意味・・・という動きになるのかな?

つまり。

「STAMを買っていた人が、
eMAIX販売と同時に乗り換えをしました。
今度は、CMAMが(SBIで)販売されるので、
CMAMへ乗り換えるという動きになるのかな?」

というのがタイトルの意図です。

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