あつまろです

かねてから話題になっていた日銀のETFを通じた株式保有に対して、著名な投資家ジム・ロジャーズは日経新聞のインタビュー記事でこのように述べています。
米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートの規模は有史以来の巨額の水準だ。日本銀行も多額の株式を保有しているが、こんなことも歴史上なかった。次の危機は中銀や政府の危機であるがゆえに、公的な年金基金が行き詰まるなど大変な災害になる。これまで経験した中でも最悪の危機になるだろう

「バブル崩壊はいつも途中までは正当化されていた」
日銀のETF資産保有などは、批判もあるものの正当化されている意見もあります。でも、直近のバブル崩壊といえばリーマンショックの発端ともなったサブプライムローンです。金融工学の専門家が知恵を出して、分散に分散を重ねてリスクを低くしたので安心、というわけでしたが、最終的には成り立たなくなりました。そして分散に分散を重ねたサブプライムローンに対して、どこにどれだけ入っているかわからないということで、何も安心できるものがわからない、という問題が起こりました。17世紀のオランダチューリップ・バブルから私たちは何度も何度もオーバーコンフィデンスと崩壊というサイクルを繰り返す経験を積み重ねています。

「日銀がETF資産売却を迫られる日」
もしFRBでも他の国の中央銀行のバランスシートが膨れ上がり過ぎて破裂でも起ころうものなら、一気に中央銀行のバランスシートをスリム化しようという世界的な圧力が生まれて、金融緩和を止めて金融引き締めが起ころうものなら大パニックはたしかに生まれそうです。日銀の場合はそこにETFを介しての株式資産を保有していて、いろんな企業の大株主になりつつある現状で、その株式を売却するとでも宣言したら株式市場も一層のパニックが起こりそうです。長期投資家なんて、日経平均が2万円くらいになって、含み益が何十%だとホッコリしていても、一気に吹き飛んで含み損を抱えることも十分あります。いろんな投資家が我先にと先物でショートしたり、現物でもベアETFで下げ相場にベットすることで株式市場の下げが加速します。

「パニックに備えて長期投資家が心がけること」
長期投資家は逆張りをする人もけっこういるので、短期的には絶好の餌食になります。そして長い冬の始まりになりかねません。多くの投資家が市から退散することもありえますし、プライベートでの資産計画もボツになりかねません。まず、わたしたちがすることは、最悪の事態に備えること、余裕資金で投資をすることです。場合によっては先物などで短期的にヘッジすることも考えてもいいかもしれません。幸い歴史は繰り返すで、バブル崩壊を経験してもその度に傷を癒やして復活してきた歴史があります。そして投資家にとっては、バブルが弾けるからこそ投資のパフォーマンスは高くなる可能性もあるのです。誰も資金の出し手にならないときに、投資できる資金と信念があるかが成否を分けるのではないかと思うのです。

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