あつまろです。

米国の通信大手AT&Tが米メディア大手タイムワーナー9兆円近い金額で買収するとのこと。 これを見て感じたのは、通信企業が他分野に触手を伸ばしてるのは日本だけでなく米国もなんだということです。
「NTTドコモの動き」
まずエンタメへの進出という観点で、NTTドコモのタワーレコード買収を思い出しました。それ以外にもドコモ有機野菜や低農薬野菜の宅配を手がける「らでぃっしゅぼーや」や料理教室を展開する「ABCクッキングスタジオ」を買収など、通信と関係のない領域への買収が近年目立ちます。 これは消費者への展開する通信サービスから他のコンテンツを載せるという動きです。

「KDDIの動き」
じぶん銀行やau損保など金融サービスを手がけているのが印象的でau経済圏というワードを聞いたことがありますが、まさに楽天経済圏というキーワードも含めて楽天モデルをコピーしたような事業モデルに思えます(楽天も銀行・証券・保険・カードなど金融を強化して囲い込みを展開しています)

「3社に共通しているのは非通信事業への展開」
AT&Tのワーナー買収、NTTドコモのタワーレコードやらでぃっしゅぼーや買収、KDDIの銀行や保険への参画などに共通しているのは非通信事業の展開です。自社の通信サービス事業との相乗効果を狙っているというのでしょうが、逆にいうと通信事業単独での成長は明るくないと考えているように見えます。 ただ通信事業は現状で儲かっています。このままコングロマリット企業として通信事業をポートフォリオのひとつとして考えて展開していくという発想自体は理解できます。

「AT&TとNTT/KDDIの違い」
一方で違いを感じるのはその額です。AT&Tは事業規模がNTTドコモより大きいとは言え、9兆円という規模はメガディールです。NTTドコモの買収なんて彼らの事業規模からすればドングリを拾うようなものでしょう。そのあたりは日米の違いを感じます。ま、インドのタタとの事業も失敗に終わっている状況をみても事業下手なので、それをこなせる経営力がないともいえます。

「なぜソフトバンクには触れなかったか」
本当は上段までで終わらせるつもりでしたが、「ソフトバンクは?」と感じる方もいらっしゃると思います。ソフトバンクこそ買収しまくっていますが、孫さん事業はハナから通信事業という枠に収まっていません。通信事業は彼の頭の中のイメージをジグゾーパズルの台紙とするならば、通信事業はパズルのピースの一部です。だからこそ他企業への買収や出資は当たり前であり、NTTドコモやKDDIとは根幹が違うように思えるのです。NTTやKDDIは通信事業「を」営んでいます、ソフトバンクは通信事業「も」営んでいるという、そもそもの前提が違うと思うのです。

にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ 応援よろしくおねがいします