あつまろです。

GE(ゼネラル・エレクトリック)は世界的なコングロマリット企業です。世界最高の経営者との評価もあったジャック・ウェルチ氏なんかは以前大いに話題になりました。
ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫) 
世界ナンバー1か2になるような事業以外は撤退するというハッキリした方針を貫いた経営者です。

「事業ポートフォリオがGEの特徴のひとつ」
ビジネスの立地が大事というエントリーで、「当時有力メーカーだった馬車製造会社の経営者になったとしたら、迷うことなく自動車事業に参入しようと考えるでしょう。 なぜなら馬車市場は急速にしぼんで、自動車市場は急拡大するからです」という話をしましたが、有望な事業にシフトしていくことは重要です。そして世界のなかで事業の組み換えがうまいのがGEです。M&Aをうまく駆使しながら事業ポートフォリオを転換させています。通常なら本業と違う多角化は、「多悪化」とも呼ばれて失敗する確率が高くなるのですが、GEはそれがとてもうまいように思います。ひとつはそもそも既存事業がカバーしている領域が広いのでまったく馴染みのない分野が少ないことがあると思います。しかし大きな要因は他にあって、それま組織マネジメント能力の違いじゃないかと思います。経営陣のマネジメント能力はもちろん、現場に至るまでマネジメント能力が行き渡っていると思うのです。同社の事業計画のフォーマットがあってそ
れは多いに観点が網羅されているという話を聞いたことがあります。また、現場社員までPL(売上・コスト・利益)という観点だけでなく、BS(資産)を読み取る力があるという話をまた別の人から聞いたことがあります。それらの真偽のほどは置いておいて経営全般に関する情報資産、手順が整備されていたり、そこからくる従業員への経営スキルの要求が高いというのはあるように思います。 こういうあらゆる階層での経営マネジメント能力の高さがあるため異なる企業を買収してもうまく成果を出せる要因じゃないかと思います。 仮に他の企業が、GEと同じ戦略をとっても組織能力(ロールプレイングゲームでいうレベル)が違うので、成功せずに失敗するのじゃないかと思います。これがGEたる所以の力だと見ています。

「イメルトの改革(IoT)」
前経営者で世界中のお手本ともされたジャック・ウェルチ氏のあとを継いだ、ジェフリー・イメルト氏。とは言っても2000年に就任しているので長期政権です(この企業は長期で経営を担えるのも長期視点でビジネスを組める強さを持っていると思います)。 イメルトの経営のなかで改革とも言えるものが2点あるように思います。ひとつはIoT(インターネットオブシングス)。 モノのインターネット化とも言われており、まったくイメージしづらいなと思うのですが、要は「機械のようなマシン」もケータイのようにネットに組み込もうという考えです。 これって聞いてるとフーンという感じですがじつはすごいインパクトだと思います。 原子力発電所や飛行機エンジンをつくってる企業が、あらゆる製品でインターネット事業をやろうということです。 もっと極論を言うとGEの競合(ライバル)がシーメンスからGoogleに移るといってもいいんじゃないでしょうか。Googleが自動自動車などをやっていますがネットの世界からモノに向かっているとしたら、GEはモノからネットの世界に向かうという構図です。 もうひとつの改革は次回。

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