あつまろです。

栃木のすごい企業として、これまで幾度か紹介してきたマニー社。 この栃木県の会社が海外M&Aを発表しています。 さいきんの海外M&Aニュースは活発ですが、この地方に本拠地があり・中堅規模の企業で・自社内部成長を志向してきたマニー社までが海外M&Aに乗り出すというのは、世の流れを象徴する出来事だなと感じました。
「まずはマニー社について」
マニー社は医療機器メーカー。 針金を素材として独自の加工技術と品質追求で世界規模で医療機器を提供しています。 医療といっても事業領域はいくつかに分かれており、手術用縫合針・眼科用ナイフ・歯科用器具を中心とした大きく3つの領域が存在します。

「今回の買収案件」
M&A相手はドイツの歯科治療器具メーカであるシュッツデンタルとGDFです(マニー社HP掲載)。 今回の目的は、マニーの製品である歯科用ドリルなど歯科治療器具に対して、買収先企業は歯を削った後の詰め物が主力となります。 例えば日本でマニーが持つ歯科医との販売ネットワークに対してドイツ社の歯の詰め物を紹介すると製品さえ良ければ売れるチャンスが増えます。 逆に買収先企業が持つヨーロッパの販路でマニーの歯科用器具が売れるチャンスが増えます。 またマニーは既に世界中で販売しているので物流があると思いますが、そこで今回買収したドイツ社の物流と重複している場合はどちらかに集約することで効率的になり物流費も下がる可能性があります。 現業のシナジーは相当ありそうです。

「この買収で得るもの」
先に述べた現実的なメリットもありますが、栃木県に本社を構えるマニー社がドイツの会社を傘下に治めてマネジメントしていく。そのことはけっこうチャレンジだと思います。当然企業カルチャーは大きく違うでしょうし、意思疎通なども難しいでしょう。 法務・財務・人事など本社系業務も当然インパクトを受けるはずです。そういう経験を積むことが次の買収など将来に活かせることができる可能性があります。もちろんリスクもありますが、地方ローカルな企業が海外M&Aに打って出るようになるのはすごく価値あることだと思います。

「マニーの恩恵」
さいごに投資家としてのマニーについて。 わたしは長らくマニーを主力銘柄として保有してきました。高収益率で持っている技術も高く、医療という成長セクタでグローバルでビジネスしており、知名度の低さもあってか割安であるため安心して保有していられる企業でした。 しかしながらここ2〜3年の好相場株価の中で人気も上がってきて株価は大変伸びました。 あまりに伸びたのでポジションを減らしてきています。 成長性は大切な要素ですが、株価に割高感があるか否かも重要な要素です。 今回のニュースも中期ならびに長期でみてポジティブな印象をもっています。また株価動向をにらみながら機会をみてポジションを増やす可能性もあります。 

栃木のすごい企業「マニー」(2011年11月記事)
栃木のすごい会社が決算を発表(2011年11月記事)

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