あつまろです。

日経平均株価指数が小泉政権時代の高値を更新しました。 あれからもう7年も経過したんですね。 100年に一度の金融危機とも呼ばれた株価低迷も7年あれば頂上から落っこちても再び登ることができるもんなんだなーとしみじみ感じます。

「高値更新の世界」
自分のポートフォリオを眺めても含み益が積み上がってるし、チャンスがあれば投資したいなと思っていた未保有株もやっぱり値上がりしてます。どこもかしこも株価が上昇した世界になってしまいました。 企業の実力自体はそんなに上昇していないので、私にしてみれば「ついこないだまで150円で売ってたキャベツが、いまは200円になってしまった」というような心境です。 たしかに景気は上向きになっている感じがします。 餃子の王将にいけば「極王」シリーズという高値メニューが売れていますし、吉野家では「牛すき鍋」が定番化してきました。 こういう安さがウリのチェーン店で高値メニューが売れるということは、明るい状況になっていると言えると思います。

「何が日本を引っ張っている?」
成長の牽引役はなんなんでしょう。

ひとつは米国市場。そもそも現在の日経平均株価が堅調なのもNYダウの市場最高値更新に引っ張られているように感じます。
また日本の得意とする自動車業界をみても、米国ではピックアップトラックというガソリンをガブガブ使う高価格帯のラインナップが伸びています。これは日本車メーカーも利幅が大きいのでうれしい。富士重工なんかは米国市場に集中することで高業績を叩きだしています。しかし、このピックアップトラックが伸びまくった状況はサブプライム・ショック前の米国と似ています。いまの日本は米国好景気の恩恵を受けている感じがありありとします。逆に米国がくしゃみをすると日本が風邪をひきそうな状況ではあります。

米国以外の牽引役は、国内インフラ投資だと思います。かなり時間をかけて取り組んでいる東日本大震災の復興ビジネス、そして2020年東京オリンピックへの静かな盛り上がり。しかしオリンピックを過ぎると状況はどうなるでしょうか。

最後の牽引役は、金利・為替・原油・法人税が企業を後押ししています。 過去に最低水準の金利で資金調達できるのは企業にとってありがたい。為替は1米ドル120円程度の円安水準で定着しつつあり、これが自動車などの輸出メーカーにとっては追い風。そして原油価格の大暴落によって円安で苦しむはずのエネルギー調達がラクになりました。さらに少しずつですがジワジワと法人税を引き下げる方向性なのは、企業を取り巻く環境が好転していることを示しています。

「熱狂なき高値更新」
景気は上向きになってきています。が、それでも世間は熱狂には遠く及ばない状況です。その理由はいまは追い風が吹いてるだけで日本経済が直面する根本的な問題解決がなされていないことを私たちは理解しているので明るい気持ちにならないのだと思います。人口減少、国の借金、高齢化と社会保障の問題、新興国の成長に伴う日本の相対的優位性の低下。 これらの問題が私たちを憂鬱にし、過去のバブル期のような我を忘れて楽しむ雰囲気を遠ざけているのだと思います。現在日本の経済を牽引している要因と考える「米国市場」、「国内インフラ需要」、「金利・為替・原油・法人税」は時限措置であるため、いつかは失ってしまいます。 そのとき他に成長の牽引役がなければ、また経済が落ち込むこともありえます。一方で個別企業の取り組みをみると海外M&Aなどの活発化が勢いを増しており、日本経済がダメになっても成長を謳歌できそうな企業もありそうです。 わたしたち個人レベルでもやれることは小さいでしょうが、これらの企業を見習ってしたたかに生きていきたいものです。

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