あつまろです。

前回はコンビニ市場は成長している。そして成長の原動力は大手コンビニチェーンである、ということを見ました。 今回は大手3社を見ていきます。
「基礎数値」
コンビニ3社について2014年2月期決算(昨年)の情報を出しました。セブン-イレブン・ジャパンはセブン&アイHDなので単体の情報を抜き出しています。
コンビニ3社


「売上・営業利益」
コンビニ3社営業利益率

案の定、セブンが強いです。 棒グラフをみてもらっても、高さが他2社と違うことがわかるでしょう。でも私が一番注目しているのが営業利益率。他2社の倍あります、すごい差です。

「平均日販と店舗数」
売上高と営業利益率の違いの一端をあらわすのがコレ。
コンビニ店舗と平均日販

セブンの店舗数は他2社に対して約5000店舗の差をつけています。さらに平均日販(一店舗あたりの一日売上)が他2社に対して約15万円の差をつけています。まさに質・量ともに圧倒していることが言えます。CM広告などは規模が大きいほどスケールメリットが活かせますから、先にあげた営業利益率の差にもなるわけです。

「ROE」
コンビニ3社ROE

株主資本からみたリターンをみると景色が変わります。ここではローソンが約5%の差をセブンに対してつけています。実はここがローソンが優れているところ。ローソンの配当性向は直近57.9%(前期は60.2%、前前期は72.2%)と還元がすごいのです。それだけコンビニが大きな投資を必要としない、ということの表れでもあります。ローソンは株主還元に積極的な姿勢を貫いており、それが高ROEという結果になっています。

「ご参考まで」
私のお気に入りコンビニはセブン-イレブンです。ですが私はローソンに投資をしてセブンには投資をしていません。なぜか?それはセブンはセブン&アイHDであって単体で投資できないからです。先の営業利益率もグループ経営になると収益は落ちてしまうのです。そしてもう一つの理由がROEにあらわれているローソンの経営姿勢。 消費者の視点ではセブンなのですが、投資家の視点ではローソンに軍配をあげています。

<過去参考記事>
コンビニ業界を考えてみた 2015/2/7
なぜ牛乳のロゴ? ローソン 2014/8/9
コンビニ業界の盟主、セブン-イレブン2014/8/3
カザフスタンにあるミニストップ2014/7/14
優勝劣敗が鮮明になっていくコンビニ2014/3/11
「金の食パン」に見るPB戦略の新潮流2013/8/18
日本のコンビニが世界を席巻する2012/9/23
コンビニ各社の成長戦略2011/4/19
コンビニ業界の現状2011/4/18
投資対象としてのコンビニ2011/4/17