あつまろです。

今年は「ポートフォリオのリストラ(再構築)」を進めています。 以前より売却タイミングを図っていた「さわかみファンド」、ようやく売却しました。
やっぱり! 株は上がるぞ (アスカビジネス)
「悪名高き、さわかみファンド」
私が積立を開始した2003年の頃は、なかなかの評判だったさわかみファンドですが、年々に評判が悪くなりました。社内人事で澤上篤人氏の息子さんを抜擢したり、ファンド事業から社会貢献を追い求めたり、その割に信託報酬率が高かったり、とあちこちで指摘の声があがりました。

「なぜ、投資したのか?」
私が投資を始めた11年前(社会人になりたての頃)。投資雑誌を読んで知ったさわかみファンドと澤上篤人氏。 彼の著作を読んで長期投資のビジョンに共感して積立投資を始めました。 ファンドの投資(銘柄選定)を勉強しようという意図もあり、さわかみファンドの投資銘柄を調べていったこともあります。私がさわかみファンドの運用で思い出すのは、住友金属工業(現:新日鐵住金)です。天然ガスの輸送に使うパイプで、住金工業の先端技術を用いて作られる(継ぎ目のない)シームレスパイプにを作っていました。株価が投げ売りされてる株価低迷期に積極的に仕込み、株価上昇局面になると、資源価格が高騰し、天然ガスなどに用いられるシームレスパイプの圧倒的品質で世界から需要が殺到して、株価は投資価格から10倍の10倍株を達成する姿をみて、私が目指したいのは「これだ!」と思ったものです。 その後、だんだんと投資のブレも見え始めてきて、私自身が自分なりの投資方法を確立した頃から、積立はストップしてそのままにしていました。最近は売り時を探っていましたが、そこそこの株価になったので売りました。それなりに利益を手にしたので良しとします。

「さわかみファンドの成果」
さわかみファンドはバッシング対象になることが多いですが、評価に値することもあります。ちょっと美点をみていきます。

「1.直販投信を確立した」
いまでこそ選択肢が増えましたが、直販投信のビジネスモデルを日本でつくったパイオニアです。それまでの大手証券会社など販売会社による営業攻勢でなく、ファンドの作り手である自分たち(投信会社)が直接投資家に訴えかけて売る直販モデルをビジネスとして確立させました。澤上篤人氏がどんどんメディアに露出して、広告塔として思いを語り、世間に認知されることに成功しました。

「2.長期投資のアイデアを広めた」
澤上氏独特の言い回しで長期投資の発想を広く世間に知らしめました。ゆっくりと長期投資をしようというアイデアを広めたのは価値あることだと思います。私を含めそのアイデアに強く共感した人も多いと思います。その一方、強く共感したが故に実際の運用を見て失望した人も少なからずいます。

「3.ファンド投資家へのメッセージ(情報開示)」
ファンド投資家にむけて月2回のレポート。市場の晴れの日も雨の日も、どのようなことを考えているかを伝えようとする姿勢は見事です。また、レポートにはポートフォリオも公開されています。 これまでの大手証券会社での投信には見られなかった情報開示で評価に値すると思います。

以上のように、いまとなっては驚くことのない話ですが、彼らのやり方が後に続く直販投信にも生かされています。いまとなっては運用内容をみても共感できる点は少ないですが、投資のリターン以外にも、いろんな勉強のきっかけを得ることができました。
さわかみ流 図解 長期投資学―最後に勝つ、財産づくりの仕組み (講談社+α文庫)

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