あつまろです。

大人気ソーシャルゲーム「パズル&ドラゴンズ」を提供するガンホー・オンライン・エンターテイメント。SNSビジネスは投資対象としての関心が低いですし、私自身がソーシャルゲームをやらないので全然ピンと来ないのですが、たまにはこういうのも見てみます。
「ガンホーの勢いは驚異的」
四半期ごとの営業利益の推移をみてください。なんともデタラメな伸び率で、噴火状態です。
sihankigyouseki
(ガンホー説明会資料)

ここ半年の株価チャートです。こちらも噴火してます。
ガンホ株価


営業益は前年比約700%増となり、株価も暴騰しています。予想PERが50倍を超えて完全にお祭り銘柄になってます。 お祭りになってる銘柄はレバレッジもかけて投機すれば短期間で大きなリターンが得られる可能性があります(ただし、いつ爆弾が爆発するかはわかりません)。業績の牽引役は「パズル&ドラゴンズ」の一本足打法です。

「パズル&ドラゴンズって?」
ダウンロード件数が1,000万本を超えたそうです。海外でもヒットしてるのかと思いましたが、国内向けがメインだそうです。どうやらスマフォ契約数はざっくり4000万件くらいありそうなのでかなりの比率です。
これまでのソーシャルカード式ゲームは有料のガチャで強いカードを集めないと楽しめない側面があったそうですが、パズドラはモンスターを獲得するためのガチャも使えるのですが、大半の利用者は敵に倒された場合の「継続プレー」や味方のモンスターの保有数を増やすために課金を利用しているそうです。
この説明だとソーシャルゲームをやっていないとピンと来ないのですが、「プレーを継続するため100円を入れて遊ぶゲームセンターのアーケードゲーム感覚に近い」という表現だとイメージが合うかもしれません。
ちなみにガンホーは森下社長がゲーム好きで社長自身が開発会議に参加しているそうです。アップルのジョブズに近いスタイルですね。

「ガンホーの将来をどう見るか」
パズドラを生んだガンホーは、DeNA・グリーにない何かの戦略があるかもしれないと、ちょっと気になっていました。決算プレゼン資料に今後の戦略が掲載されています。どのような経営スタイルがあるのかワクワクしましたが・・・
戦略
(ガンホー説明会資料)

「最高に面白いゲームを創る」。たしかに大事ですね。ですが、それって戦略なのだろうかと・・・。 ちなみに次に続くのは「社長直轄開発+面白さのこだわりを徹底追及した開発」だそうです。感覚で勝負してますね。パズドラも国内(ドメスティック)メインになってますし、今後このペースを続けるのは無理でしょうね。海外に向かうためにソフトバンクが子会社化していますが、やっぱり難しいと思います。

「ソーシャルゲームの道」
これまで携帯ゲームといえばDeNA・グリーでしたが、あらたにガンホーが登場しました。先輩企業がどうなっているかを見てみると、DeNAはLINEもどきの通話アプリ。これはmixiがゲーム事業に乗り出しているような構図で二番煎じに見えます。グリーをみると、あんしん・あんぜんへの取り組みをあげていますが、ビジネスの推進役が何かは伝わってきませんでした。2012年の幕張メッセの出品717作品のうちスマフォのソーシャルゲームが約7割を占めたそうです。 ゲーム開発のハードルが低くなってきているので、やはり雨後の筍のように第2、第3のガンホーが出てきそうですね。

「長期投資対象としてのガンホー」
なんとも厳しいSNSビジネスですが、ガンホーはいまのやり方で成長を続けることは不可能でしょう。にもかかわらず予想PER50倍とか信じられないです。長期保有を前提にした投資家は、ガンホーの株には手を出すべきでないように思います。割りきって投機を楽しむ方法はありますが、余剰資金の範囲内でやった方がいいです。

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