あつまろです。

伝統的ファイナンス理論では、株価リターンの分布は正規分布と見なされてきました。 しかし、実際の株式市場においては、正規分布においては起こり得ないような大きな価格の変動が起きることがたびたびあります。
「数万年に1度が起きるのが株式市場の現実」
08年サブプライム・リーマン・ショック後の大手銀行の株価リターンは、正規分布では26年に1回しか起きないような大きな変動が180回近く起きたそうです。 株式市場は、正規分布では数万年に1度も起こらないような出来事も起こりえます。確率的に発生しないような極端な値が数多く発生する「ファットテール」の登場です。これをべき分布と言います。

「パニック心理がベキ分布を形成する」
このベキ分布を生んでいるのが、株価を形成する人間です。相場では時に株価下落がさらなる下落を引き起こして暴落を導きます。暴落相場ではパニック心理が相場を支配しています。
つくづく人間というのは共鳴しあう生きものだな、と感じることがあります。 いまのアベノミクス現象もそうですが、お互いが共鳴しあってより大きな影響と効果を生み出していく。段々と熱狂へと導かれていく。 

「平均への回帰」
パニック心理は長くは続きません。異常な値をつける相場環境であっても、時間の経過とともに上昇と下落が相殺されて徐々に正規分布に近づいていくようです。株価リターンの平均は6〜7%と言われていますが、なんだかんだ言って最終的にはこの値に近づいていくようです。 「それは昔の話で日本には適用しない」と言ってる人もみかけますが、いつの時代いつの場所でも同じことが繰り返される話題なんでしょうね。

「ベキ分布を前提にした投資戦略」
ごく稀にではあるものの、株式市場でベキ分布(大暴騰と大暴落で正規分布では説明がつかない株価をつける事態)が発生するということを前提にしておけば、いざその日が到来しても慌てるどころか、「待ってました」とばかりに立ち向かうことができるというものです。

私の戦略はシンプルで以下のように考えてます。
「大暴落相場」・・・投げ売りされた企業の株を買い集める。企業はあらかじめ信頼できる企業を見出しておく。買い集めるための資金として常に一定のキャッシュを保持しておく。私の場合は、「有事(絶好機)での大砲玉」と称して資産の25%は現金相当(例:預金、MRF)として保有しています。

「大暴騰相場」・・・株式を一気に放出する。このためには巷のマスコミが投資のことを取り上げたとか、株価が数割上昇したととかで慌てて売り逃げをしない。よっぽどの熱狂が来るまでは市場に居座り続ける。キャッシュと同じように資産の25%は最低でも株式を保有しておこうと思っています。

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