あつまろです。

JINS PCとJINS 花粉Cutと、ジェイアイエヌの商品を過去2回ブログで取り上げてきました。
「メガネに新たな価値観を搭載」
JINS PCにしてもJINS 花粉Cutにしても共通しているのは、従来のメガネに求められていた視力矯正という価値以外の価値観を搭載したこと。 前者はブルーライトから眼を守るという価値観、後者は花粉症対策という価値観。 この結果、従来のメガネユーザーではない潜在顧客をターゲットにすることが可能になりました。 メガネという昔からあるローテク産業に機能性を注入していく考え方は、ヒートテックなど衣類にイノベーションを起こしたユニクロを彷彿させます。新たな価値観を魅力的な価格で。ドラッカーの言う「顧客の創造」を体現しているようです。
ジェイアイエヌは他の機能性メガネとして、保湿機能のあるドライアイ対策眼鏡も販売しています。今後もメガネのイノベーションを起こしてくれそうで楽しみです。

「経営基礎体力の高さ」
新商品に目が向きがちですが、私がジェイアイエヌを評価しているのは経営としての基礎体力が高いこと。ジェイアイエヌは08年と09年8月期は2期連続の最終赤字を経験して復活した、いわば地獄を知っている企業です。お財布管理への意識が高い企業という印象を持っています。商品数を絞り大量発注で原価率低減や、店舗を工場に見立て作業効率を日々見直す「カイゼン活動」による売上高人件費率低減などの取り組みは、失敗した痛みを知る経営のように思えます。しかし、その一方で売上拡大に繋がる広告宣伝費への投資は積極的です。

また、ジェイアイエヌは企画・生産・流通・販売までを 自社で一貫して行う独自のSPA方式を確立しており、中国などの工場にフレームの生産などを委託してきていましたが、一部商品は国内生産を手がけたりと生産への取り組みも活発です。

「海外戦略」
国内販売だけでなく中国にも進出しています。価格はメガネタイプで399元(約6000円)と599元(同9000円)と日本に比べても高めではありますが、大型ショッピングモール内などで中・高所得者をターゲットにして売り込みをかけているそうです。2010年に中国初出店しており、2016年までに100店舗が目標とのことです。JINS PCなどの機能性商品も販売されるようになるかもしれません。楽しみです。

「投資家としてのジェイアイエヌ」
有望な企業だと思っていますが、株式市場の評価も極めて高い。株価はこの1年で約3倍にまで伸びており、急成長を前提とした株価が形成されています。ブームの余韻が残るJINS PCや、品切れ続出のJINS 花粉Cutの大ヒットは現在の業績に大きく貢献しています。
しかし、イノベーションを起こしつつけるのは容易なことではありません。新商品のヒットが途絶え、成長が鈍化し、市場が失望し、株価が下がる場面が到来すると思います。何年も先になるかもしれません。私が投資に動くとすればその時です。

優れた経営者、市場を開拓する企業風土、しっかり築きあげられた生産や販売体制を持つ、本当に強い企業というのは、一時的な低迷にあったとしても長期でみると必ず伸びてきます。長い年月を共にしつつジェイアイエヌの経営を注視していきます。

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