あつまろです。

ウォーレン・バフェット氏が前立腺がんの診断があったというニュース。ビジネスで中国にいたのですが、テレビのニュースで報道されていました。中国でもバフェット人気はすごいようで、私が株式投資の話題を振ると、バフェット氏の話題になることが多くあります。

バフェット氏も81歳。健康問題のひとつやふたつ出てもおかしくない年齢です。現在ではガンは不治の病ではなく、早期発見であれば高い確率で治療が成功するようなので、ぜひ完全復活のニュースを聞きたいものです。
バフェット氏は投資家にとってのアイドルです。毎年の世界大富豪ランキングで世界トップ5に入るというのもありますが、彼のスタイルも人気のひとつでしょう。ウォール・ストリートで高給スーツを身にまとったエリートではなく、オマハという地方で服装にも無頓着で、マクドナルドのバーガーを片手にチェリーコークを飲むという親しみやすいキャラクターイメージです。投資スタイルも金融工学を駆使した投資でなく優れた企業を長期保有するという投資スタイル(あくまで一般的なイメージです)。ITバブルのとき「わからないものには投資しない」とIT企業を買わず、世間からバフェットは終わったと囁かれた後、ITバブル崩壊後に大きな痛手を負わずに済み、さらに評価を高めるというエピソードにも事欠きません。

わたしたちはバフェットについて、これらのエピソードから想像力を働かせてバフェット像ができあがってしまっていて、おそらく正確な姿は把握していないのでしょうが、それでも彼の言動の断片からも学ぶことはあります。サブプライム・リーマンショック後の2008年、失望に暮れた米国株式市場で彼はウォール・ストリート・ジャーナルにコラムを寄稿しています。「Buy American. I Am. 」(私は米国株を買います)

日本でも株式市場が大いに凹んで、投資から撤退した人も多く見かけましたし、投資にそもそも興味を持ってない人は「やっぱり株はコワい」と警戒感を募らせたので、このときの記憶が残っている人も多いでしょう。そのときにバフェット氏は強気のコメントを寄せたのです。その後NYダウは09年初まで下げて7000を切る水準に、しかし2012年4月現在では13000まで上昇しました。この3年ちょっとの期間で最安値から最高値は2倍近い上昇を示したわけです。

それにしても日本でも中国でもバフェット人気は高いのに、なぜか投資家はバフェットのような長期の時間軸はあまり持っていないように思います。投資家はそれぞれのスタンスが違いますしこれといった成功の型があるわけではないので、余計なお世話ではあるのですが、個人的にはもうちょっと時間軸を長く見てもいいんじゃないかと。数年間もしくは10数年間を保有する前提で投資をすると景色が違って見えてくることがあります。