あつまろです。

4月後半から各社の決算発表が始まります。本決算の着地点は多くの人がなんとなくわかっているので、市場の関心は来期2013年3月期がどうなるかということ。多数の企業が増収増益を見越した予想を出すでしょうから、注目されるのは増収増益といってもどの程度の上昇幅となるか。プロの投資家たちは彼らの予想に対して上振れするか下振れするかで決算後の売買をするので、仮にある企業が増収増益の発表をしても大きく売られることがあります。
外部環境は好材料が増えています。ギリシャを中心とした欧州信用問題も落ち着きを取り戻しており、日本の稼ぎ柱であるアメリカ市場が好調、日本国内でも復興需要旺盛、さらには円安による為替益と好材料が揃ってきています。株価は既に増収増益を見越して2012年に入って大きく上昇しています。日本を代表するトヨタ自動車の株価をみてみると、年初だと2600円程度だった株価が現在は3500円近辺です。30%以上の上昇を遂げています。しかし、単純に考えると株価が30%伸びるということは企業収益も30%増えていないと株価だけが「ひとり歩き」していくことになります。市場には企業業績に関わらず株価が上がるから買う、チャートの型がよいから買うという様々な見方をする人がいるので、株価だけが「ひとり歩き」することも十分ありえる話です。

ま、市場にはいろんな人がいるものです。1年後の業績が自分の予想に対してどうかという視点で売買する人、株価が上がるから買う人。どれも私の基準とは異なるものです。私の場合は15年保有を前提にした投資を考えているため、1年後がどうなのかは参考程度です。この基準が違うというのが私の強みで、大多数の人が失望に浸って投げ売りしているときでも「自分は関係ないから」と空気を読まずに買うことができます。こと株式市場においては協調性がある人はけっこう損な役回りをしてしまうと思います。マスコミがネタにするような有望なビジネスを手がける人気企業を高値で買い、暴落すると後悔して泣く泣く売る。 もしくは漬物にしてしまって長期放置した後に業績が底打ちして株価が上昇してきたらなぜか買値近辺で売ってしまう。これから決算発表を迎えて市場が上下に大きく飛び跳ねても自分の基準を忘れずに対処していきたいものです。

私が信じる自分の基準が正しいかどうかはわかりません。よくわかった口調で批評をする評論家風な人をネット上でも見かける人がいますが、アマチュア評論家なんて価値のないものです。人の批評してる暇あるなら自分で行動起こす方がよっぽどいい。本当に価値あるのはアマチュア実践家です。自分の信じる基準(モノサシ)でトライして失敗すれば、その経験を活かしてよい基準を作っていく。わたしはそんな感じでいきます。