あつまろです。

話題になっている「ストーリーとしての競争戦略」を読みました。

株式投資をしている私としては、個別企業のストーリーをふんだんに使われている話を聞いて、すごく興味を持ちました。実際に読んでみても、スターバックス、ガリバー、マブチモーター、サウスウェスト航空、セブンイレブンなど多数の企業が紹介されています。

Amazonでは手厳しいレビューが多いようでしたが、私は良書と思いました。ですが、この本を読んで活かすことができる人は何人いるでしょう。とても読みやすい本なので読書として楽しむことはできますが、一番効果的なのは自分なりに咀嚼して投資や仕事などに使うことだと思います。が、それは読後に地道に続けることで考え方を定着させることができそうです。

以下は、私がこの本を読んで印象に残ったポイントをピックアップしました。

競争戦略を2つの異なる「流派」がある。

ポジショニング(Strategic Positioning)による戦略と
組織能力(Organizational Capbility)による戦略である。

ポジショニングは「他社と違ったことをする」という考え方、
組織能力は「他社と違ったものを持つ」という考え方。

現実の戦略はポジショニングと組織能力の組み合わせが普通であり、
両者を縦軸横軸にしてマトリックスで考えるとよい。

日本企業はポジショニングよりも組織能力に基礎を置いた戦略に傾斜してきた。

ストーリーという視点は、戦略をつくる仕事を面白くする。
どんな戦略ストーリーでもエンディングは「持続的な利益創出」というハッピーエンド。

ストーリーを組み立てる柱を5Cと定義する。

1.競争優位(Competitibe Advantage)
→ストーリーの「結」、利益創出の最終論理

2.コンセプト(Concept)
→ストーリーの「起」、顧客価値の定義

3.構成要素(Component)
→ストーリーの「承」、競合他社との違い

4.クリティカルコア(Critical Core)
→ストーリーの「転」、独自性と一貫性の源泉
「賢者の盲点」・・・それだけを見ると非合理だが、ストーリー全体の文脈では強力な合理性を持つ

5.一貫性(Consistency)
→ストーリーの評価基準、構成要素の因果論理

フェラーリーはニッチな無競争で生きている
需要より一台少ない数をつくるという絶対的な社訓がある。

スターバックスはコーヒーの香りでゆっくりリラックスするという
「第三の場所」というコンセプトがある。
当初から禁煙。注文を受けた後で、ゆっくり時間をかけてコーヒーを淹れる。

優れた戦略ストーリーは必勝の方程式はない。
定義からして「他にないただ一つ」であるべき。
それは面白い映画シナリオを書く必勝の方程式がないのと同様である。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

クリック応援よろしくお願いします。