あつまろです。

先日ブログで「世界市場で成長する企業の見つけ方」という記事で、日本市場で存在感のある外国企業がその候補になりうる、ということで身近な事例としてマクドナルド(MCD)をご紹介しました。

アンチマクドナルドのスタンスとしていくつかコメント頂いて、マクドナルドというのは、好き嫌いで分かれているビジネスだなとあらためて気付きました。今回の記事ではマクドナルドにフォーカスをして、私が把握している情報とコメントを発信してようと思います。

いくつかネガティブイメージを挙げます。


「不健康」

マクドナルドは不健康のシンボルでもあります。映画「スーパーサイズ・ミー
」では、スパーロック監督が1か月間、すべての食事をマクドナルドのメニューで摂って、体はどうなるのかを体験するドキュメンタリーが人気だったようです(私は未見です)。ネットで検索してみると「30日間マクドナルド生活
」という日本人の体験レポもあります(なかなか面白かったです)。

カロリーも高く、塩分も多く、清涼飲料など糖分が多く、(食物繊維やビタミンなどの)栄養価が低いというのがマクドナルドの食事へのイメージです。

「こどもへの悪影響」

マクドナルドは別の見方をすると「世界のおもちゃ屋さん」でもあります。日本では「ハッピーセット」と言われるおもちゃ付きセットは子どもに圧倒的な支持を得ています。幼い子どもがいる知人も、子どもにせがまれて休日にはマクドナルドでハッピーセットを購入すると言っていました。実際に休日のマクドナルドは家族連れを多く見かけます。 食べ物の好みは子供時代で決まると言われています。(最近は子宮にいるときから影響するという説も)
幼いときから刷り込みをしてマクドナルドへのロイヤルティー(忠誠)を高めることを狙うともに、ファミリーでの需要を取り込もうという戦略です。

じつは、このような事実に対する批判の声も大きく、アメリカのカリフォルニア州は昨年2010年11月に、日本でいう「ハッピーセット」にあたる高カロリーおまけ付き子供用セットメニューの販売を禁止する条例が出されています。昨年このニュースをはじめて聞いたときは、なかなか衝撃でした。 もし、あなたがこの条例に賛成するか反対するかと問われるシーンがあればどのような選択をしますか?
happy set

(出典:日本マクドナルドHP)

「ファストフード中毒」

「マクドナルドなんて人の食べるものじゃない」と思う人がいる一方で、熱烈な支持者もいます。安くて、早くて、おいしいと3拍子揃っているからと、1週間のうち何回もマクドナルドで食事をする人もいます。マクドナルドでもパレート(80対20)の法則が適用されそうです。マクドナルドで食事する2割の人が売上の8割を占める、といえば大げさに感じるかもしれませんが、あながち間違っていないんじゃないかと思います。
熱烈な支持者、すなわちマクドナルド中毒になった人がいるとします。どのような人をイメージしますか?あくまで私のイメージですが、太った帽子を被ったアメリカ人(白人)がバーガーを食べている姿を想像してしまいます。

マクドナルド中毒=太っていて不健康=自己規律の効かないだらしない人、というイメージ(偏見)を持ってしまいます。
私はマクドナルドの食べ物はけっこう好きな方ですが、そんな私ですらそんなイメージを持っています。これは何を意味するのかというと、だらしない人がマクドナルドに集まっている、もしくはマクドナルドが人を堕落させるというような漠然としたネガティブイメージを与えている気がします。

「マックジョブ」

私が学生の頃には、マクドナルドは高校生や大学生がキャピキャピとアルバイトする場所という華やかなイメージでした。しかし、そのイメージはだんだん変わってきています。
wikipediaからマックジョブについての説明を一部抜粋します。

低賃金、待遇劣悪(長時間労働、異動転勤当然)、マニュアルに沿うだけの単調で将来性のない仕事の総称。一般に、ファーストフード店などの創意工夫を必要としない機械的な動作を繰り返す業務を指す。「マック」はハンバーガーショップのマクドナルドにちなむ。


この言葉はアメリカなどにおいて中産階級がかつて就いていた職が削減されていることを強調するために使われている。かつてブルーカラーやホワイトカラーとして働いていた人々が職を失った。年配の失業者にはスーパーのレジ打ちやマクドナルドの店員、パート労働といった非熟練労働以外の選択肢がないのである。


im loving it「マクドナルドという企業の是非」

マクドナルドはネガティブなイメージを保有しています。しかし、もし仮にマクドナルドをこの世から締め出すことができれば、世の中がよくなるかというと、決してそうではないと思います。これだけのネガティブイメージを持ちつつもマクドナルドが繁栄しているのは、人間の欲望を満たすサービスをしていることの表れになります。

マクドナルドへの株式投資という視点で見ると、どうなるでしょう? カリフォルニア州の事例におけるように政府自治体にすら嫌われている(狙われている)という事実、不健康のイメージなどのネガティブイメージ。あきらかに多くの投資家が敬遠する要素があります。 ということは・・・ん? 何かを思い出しますね。タバコ会社です。

タバコ会社はもっと極端です。多くの悪材料があり、投資家に敬遠されて株価は常に割安。一方で世界中の愛煙者のハートをがっちり掴んで業績は好調。結果として投資におけるパフォーマンスという意味では非常に優れいているという事実です。
参考記事:「黄金銘柄 フィリップ・モリス

私はタバコがキライなので、いくら有望だとしてもタバコビジネスに投資しません。が、マクドナルドは熱烈なファンではないものの、どちらかというと好きなので、投資対象として見るのも面白いなと思ってきました。

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