あつまろです。

「賃貸か持家か」この議論については、多くの人が関心を持つところです。世界一の投資家との呼び声高いウォーレン・バフェット氏はこの問題に対してどのように考え、どのような行動をとってきたかを見ていきましょう。

スノーボール ウォーレン・バフェット伝」では、このように書かれています。

ふたりの幼い子供を抱え、さらにもうひとりくわわろうとしていた。バフェットは初めて一軒家を購入した。さっそく家を”バフェットの愚行”と名づけた。

バフェットは家を買うことをとりわけ嫌った。家に金を使うのは、休耕するのとおなじで、当然の稼ぎを失うことになると考えていた。スージー(※バフェットの妻)はお金のことでバフェットに皮肉をいった。「私たちがもしお金持ちだったら、あの家へ行って持ち主にいくらで売ってくれるかきいて、どんなにふっかけられても払えばすむのよ。でも私たちは、お金持ちじゃないものね」 しかし、こうしたたえまない駆け引きをくりかえして、スージーはほとんどの場合、最後にはバフェットからお金を引き出すことができた。そのうちにバフェットは、その家を買う交渉役を派遣し、持ち主と交渉し、15万ドル(約1200万円)まで値切った。バフェットに電話をかけてきたロイトールズは「悪い知らせだ。きみはあれを買ったよ」といった。
この抜粋文を読めば当時、バフェット氏がどう考えていたかがよくわかると思います。しかし、ただこれで終わるのであれば、私はこの話をわざわざ取り上げません。続きがあります。

マイホームを購入して52年後。株主にあてての「バフェットからの手紙」でバフェット氏はこう述べています。
私がこれまで手がけた投資ベスト3のうち、3番目の案件はマイホームの購入です。家を買わずに賃貸ですませ、マイホーム資金を株式に投資していれば、はるかに多くの利益をあげられたはずですけどね。ちなみにベスト1位と2位はともに結婚指輪の購入(※)です。私は一戸建てを買いましたが、家族と私は52年間の楽しい日々を得ましたし、これからもこの家で素晴らしい時を過ごすでしょう。
※バフェット氏は最初の妻スージーに先立たれた後、再婚したため結婚指輪を2回買ってるんですね。

経済合理的な考えでいけば、バフェット氏は賃貸にすべきだと考えています。 しかし、私たちは利益というモノサシのみで生きているわけではありません。「お金で買えない価値がある」というCMがありましたが、まさにそういうものがあるのです。私が伝えたいのは、答えは各々にこそ存在するということです。隣の家をうらやんでも、隣の家を蔑んでも何も意味はありません。いかに自分と家族が考えてどこに価値を見出すか、という問題なのです。

ちなみに賃貸の方が合理的というのは、バフェット氏はそう考えただけで、万人も共通するというわけではありません。バフェット氏の場合はローンで家を買うこともないですし、何よりも卓越した投資選定眼があることを忘れてはいけません。

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