あつまろです。

ユニクロで有名な
ファーストリテイリング(以下、「FR」と表現)。

現在、あつまろが投資を検討している
企業として最有力候補のひとつに数えられます。

投資の日が近そうなので、
FRへの考えをしっかりと整理しておきます。

まず、FRのことを考えるにあたって、
いくつかの切り口(目次)を設定した上で、
切り口に沿って考えを整理していきます。

「1.FRの事業状況の確認」
「2.FRへの期待」
「3.FRと同業他社」
「4.FRへの懸念」
「5.FRの見えない資産」
「6.FRの財務とバリュエーション」
「7.FRの15年後」

「1.FRの事業状況の確認」

‘蔚搬昭劼和燭い?
アパレルは競合が多く、競合過多によるリスクが高い事業です。

∋夏障壁が高いか?
通信業のような許可申請も不要で、参入障壁が容易で
常に新規参入によるリスクにさらされている業界です。

製品・サービスの差別化ができているか?

YES、NOの半分です。

ヒートテックなど機能性の高い商品の創造により、
他アパレル商品と差別化ができています。
が、他企業も類似製品を出してすぐに陳腐化するため
この観点では差別化できているとは言い切れないです。

しかし、ユニクロ事業では一定の品質の製品を
適正価格で提供する製造体制は、
ある程度の差別化ができているともいえます。

ぜ茲螳靴せ唆箸蝋眄長、低成長のどちらか?

選択するとしたら低成長です。

しかし、低成長である成熟産業であるからこそ、
そこで圧倒的な実力を発揮して、
既存勢力を塗り替えることができると、
盤石な体制が確立できます。

ゥ縫奪岨唆箸?

NO

井の中の蛙ではいられず、
常に大海で多数の競合との対戦が不可欠です。

ι需品を取り扱うか?

YES

必需品を取り扱っています。

「2.FRへの期待」

\こ最大のアパレルメーカーへの期待。

パリ、上海、NYと
世界中の大都市でユニクロ旗艦店を出店し、
好調を維持しているようです。

まだ、世界進出は始まったばかりですが、
世界の顧客に受け入れられている事実は、
今後の世界進出への期待、
そして将来的にZARA、GAP、H&Mなどの
世界トップグループを越えることへの期待が持てます。

売上高5兆円への期待。

ファーストリテイリングの柳井社長は
売上高5兆円を目標と置いています。

現在は6000億円台であるため、
約10倍の規模になる計算です。

大風呂敷ではありますが、
国内事業の安定成長と
先ほどのユニクロの世界進出、
さらにはM&Aによる事業ポートフォリオ拡充と
これから楽しみな手はいくつもあります。

「5兆円」という大風呂敷にむけた
全社一丸となった成長ベクトルこそが
日本に数少ない夢を見させてくれる企業です。

M&A戦略への期待。

海外展開のひとつの手段としてのM&A戦略。

これまでユニクロのM&Aは
買収した企業の低迷が続き、
失敗したと見られている例が多いです。

近年のM&Aでは
セオリーの買収が印象的です。

セオリーは、高級な女性服ブランドです。

シンプルで質の高い服で、20代後半から30代くらいの
働く女性をターゲットにしているイメージです。

セオリーはアメリカ発のブランドですが、
日本企業がブランドを購入して
日本のブランドとなりました。
店舗数も日本が最も多いですが、
アメリカへの出店する余地が高いことを
買収前のセオリーIR担当から聞きました。

低価格帯の「ユニクロ」に対して、
高価格帯の「セオリー」の買収は
世界の地理的補完だけでなく、
会社全体としてのポートフォリオ構築にプラスだと思います。

また、「ユニクロ」自体も
センスがよい「セオリー」が入ることで
「ユニクロ」商品への成長も期待できます。

過去のM&Aでは、
「ユニクロ」以外の柱をつくるための他ブランド買収が、
じつは「ユニクロ」という柱をより太くすることになる
ことになっている側面があります。

他ブランドの良さを「ユニクロ」に活かす。
それはM&Aによるシナジー効果を出すことです。

これから先もM&Aの機会があるでしょう。
それは世界ナンバー1、売上5兆円を目指すためには
有効な手立てです。

このM&Aは困難がつきものですが、
既存ブランドへのシナジーも含めた期待が持てます。

ぞι奮発力(顧客の創造)

柳井社長は、ドラッカーの言う
企業の目的「顧客の創造」の実践者です。

年々高められている商品力は、
ヒートテックに代表される「機能性」だけでなく、
ジルサンダーとの「+J」に代表されるという「デザイン」、
ブラトップに代表される「既存技術の応用」
などの成果となって表れています。

これまでのユニクロの顧客をさらに惹きつける、
「顧客を創造」する商品開発に定評があります。

今シーズンもサラファイン、シルキードライと
新たな商品を発売しました。

大ヒットとなったヒートテックは
08年度が2800万枚を売りましたが、
09年度は5000万枚を売り切りました。

今年度の目標は7000万枚だそうです。

日本では多くの人が「何枚も持ってる」状態になっています。
グローバル旗艦店を通して、もっともっと売り込んで
「ユニクロここにあり」と示してほしいものです。

「3.FRと同業他社」

同業他社には2つの見方があります。

ひとつは国内のアパレルメーカー。
もうひとつは世界のアパレルメーカー。

国内のアパレルメーカーの競合としては、
しまむらやポイントがありますが、
ここ2年ほどでFRとの差は広がった感があります。

優秀な企業なのですが、
商品開発や経営力での差が出てきる気がします。

しかし、油断は禁物。

国内で大成功しているユニクロ事業も
商品の魅力がなくなり、
他のメーカーが優れた製品が出回れば、
消費者は一斉にそっぽをむきます。

ただ、現在の状況を鑑みると
気にかけておくべきは
世界のアパレルメーカーです。

ZARAをはじめとした
ファストファッションですが、
流行デザインに対して、
FRのユニクロが出すのは
ユニバーサル(定番)商品。

また、ヒートテックに代表される
機能性商品。

少し志向が違っており、
既存の世界アパレルメーカーに対しても、
十分に割り込むチャンスがあります。

逆に他メーカーのデザイン性、
流行性に対してどのようなアクションを
示すのかは気になるところです。

日本でも「ユニばれ」と言われるような
「ユニクロ=格好悪い」印象が一時期あり、
ある程度のデザイン追求は必要だと思います。

後編はこちら

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