あつまろのこだわり資産運用

個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでます。

2011年11月

マックのポテトがおいしいわけ

あつまろです

マクドナルドのフライドポテトLサイズが150円というCMをみて、ついついマクドナルドに行ってみるとすごい行列でした。カロリーも高いでしょうし、塩分も多いので健康によくないとわかっていながら、ついつい手が出てしまうのがマックのポテト。あのポテトの美味しい風味の大部分は揚げ油が寄与しているそうです。冷凍フライドポテトと調理油の原材料には、「天然香料」が使用されているそうです。
匂いはときに、食べ物の風味の90%までを決めることができる。再先端の設備を備えた加工施設で、原材料と人工添加物とを組み合わせ、アメリカ人の国民的な大好物フライドポテトを製造している。
ファストフードが世界を食いつくす


「香料業界とは」
普段、あまり気にすることのない香料の世界ですが、どうなっているのでしょう。
香料業界は極端に秘密主義だ。業界の大手が香気化合物のレシピを外部に漏らすことはないし、顧客の社名を明かすこともない。世界最大の香料会社IFF(インターナショナル・フレーバー&フレグランス)。世界最大の食品香料メーカーであるうえに、高級香水ブランド向けに香料を製造している。こうした香りを作るプロセスは基本的にどれも同じである。
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「日本最大の香料メーカー」
高砂香料工業 が国内1位。東証1部に上場している企業です。じつは世界5位です。売上の60%がフレーバー事業(飲料、デザート・菓子、乳製品、調理食品などに香りと風味を付与するフレーバー)。他にフレグランス事業(香水、化粧品、シャンプー、洗剤、芳香剤、入浴剤)、アロマケミカル事業(革新的かつユニークな香りの素材)、ファインケミカル事業(不斉合成技術による医薬品中間体等)があります。あまり成長性はなさそうですが、私たちの生活に密着したものなので、安定的に推移するでしょう。定期預金代わりに保有するのもいいかもしれませんね。配当利回りで2%を超えています。

「天然香料と人工香料」
最後にこの情報を。
食品科学技術に詳しいコーネル大学のテリー・アクリー教授はこう言う。「天然香料とはつまり、時代遅れの工程で抽出された香料のことです」一方は天然で他方は人工とされるふたつの香料が、含有成分はそっくりで、単に別々の工程で製造されているだけというケースもある。
ファストフードが世界を食いつくす

「天然」という言葉のイメージがひとり歩きしがちですが、実際に中を見てみないと安全とは言い切れませんね。にしても世の中どんどんブラックボックス化して、中身を把握しないまま受け入れることが当たり前になってきてるのはよく考えると怖いことですね。

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冬のボーナス平均額はおいくら?

あつまろです。

日本経団連が発表している2011年年末賞与・一時金によると平均額は799,411円だそうです。昨年冬のボーナス平均は765,341円で約5%増です。調査対象が東証一部上場、従業員500人以上の主要業種大手なので世間一般と比較すると高い金額になっていますが、ひとつの目安になります。

ボーナスの使い道を考えるのは楽しいですよね。私は投資の弾丸にします。

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いやー、失敗しました

あつまろです。

いやー、失敗しました。問題記事「ウッドフォード氏が悪魔に見えてくる」のことです。まずタイトルがダメでした。ウッドフォード氏を批判するどころか中傷するタイトルが過激すぎました、反省してます。タイトルを見ただけで眉をひそめてしまいますね。BLOGOSで取り上げられて多くの人の目に触れる機会が多かっただけに、かなり多数のお叱りをうけました。

「コメントに対して」

多数コメント頂きました。批判はありがたく受け入れます。足りないところがあったと自覚させてもらえて、新たな視点を発見できる良い機会です。が、中傷はせっかくコメント頂いたので申し訳ないですがスルーさせてもらいます。批判と中傷は違いますから。
批判中傷コメントがあるとテンションが下がりますが、ありがたいことにこういうケースでは励ましコメントも一定数存在することです。どういう感情かと言うと、こども時代に「叱られてしょげてるときに、優しい言葉をかけられて泣きたくなる」というあの感覚わかります?さすがにそこまで強い感情は持たないですが、あれに近い感覚です。一方でこういう方は普段からこのブログに触れてもらっていて何がしかの共感をもってくださっている方だと推察しています。親しい友人が励ましているような場面を想像してます。なんともありがたいことです。が、バイアスがかかった上でのコメントでしょうから、やっぱり今回の記事は失敗だったなと反省点が多いです。

「表現したかったこと」

私は今回の記事の何がもったいないかって言うと、表現したかったことがタイトルをはじめとして過激な表現を使ってしまったがためにうまく伝わらなかったことです。ウッドフォード氏が「正義」ということは疑いようがありません。短期的にはステークホルダーに影響を出そうとも、将来と社会全体という時間軸と空間感覚を広くみるとプラスになると思っています。すっかりウッドフォード氏「正義」と菊川氏「悪」の絵ができあがりました。こうなると単純です。皆が一斉に「正義」を擁護、「悪」を批判するということをするだけです。が、私はそんな単純ですか?自分が当事者だったら視野が狭くなって身内びいきだけになって同じ悪事をしでかさないですか?全員で「白を白、黒を黒」と言うとき、共鳴してるだけで思考が停止していませんか?ということを考えたかったんです。普段仕事をしていても感じますが、客観的にはコレコレやればいいという「あるべき論」は皆共有していますが、いざ自分の段になったらラクしようとしたり、逃げようとしたりと「あるべき論」から離れてしまうケースがあります。それは私自身にも周囲の人にも等しくあるに思います。私は今回のケース、自分なら社会の言う「正義」を貫けるか不安になりました。また、「白黒」の黒に対しては、こういう見方をしたかもしれないという「五分の魂」的な発想も持ちました。判官びいきかもしれません。

私はタイトルをつけるやり方は二通りあって、先にタイトルをつける方法と書き終えてからつける方法です。今回はモヤモヤ感からブログを書き始めて最後に文章から抜粋してタイトルにしました。「正義と悪」という一元的な見方はひょっとしたら違う見方になったかもしれないよ、というメッセージにつなげようと、そのときは思いましたが、失敗しました。

「ブログという媒体」

「その考え間違ってるよ」という言葉は気づきにも反省材料にもなります。私は失敗を犯すこともあります。社会と接するインターフェースのひとつとして日常生活で接する人とは違ってフラットなフィードバックがあるのもブログの醍醐味です。ブログという場が、普段だとあまり考えないことも考えるきっかけもあったりします。やっぱりブログ書いててよかったなぁと思ったりしてます。

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ウッドフォード氏が悪魔に見えてくる

あつまろです。

オリンパスの不正が暴かれ、まさに世界の注目の的になっています。今回の不正暴露はステークホルダーにどのような影響を与えているのでしょうか。社会、顧客、供給業者、従業員、株主という5つの関係者の視点で見ていきます。

「ステークホルダーへの影響」

「1.社会」
今回の不正が暴かれることにより直接的な影響はあまりなさそうです。好奇心むき出しで報道を楽しむ人もいれば、憤りを感じる人もいるでしょうが、他人事の域を出ません。

「2.顧客」
製品自体に問題があったわけではないのであまり影響がありません。オリンパスのカメラが好きな人は気にせず使い続けそうです。ただ、ブランドへの信頼感は低下して、あらたにオリンパス製品を買うことに二の足を踏む可能性はあります。

「3.供給業者」
オリンパスを得意先とするような供給業者からすると大問題です。今後の受注に影響することになります。オリンパスに依存するような中小企業だったりすると倒産の可能性すらあります。そこで働く従業員は路頭に迷うこともありえます。

「4.従業員」
汗水流して仕事に精を出してきた従業員こそ、会社に裏切られた気持ちになるでしょう。業績が低迷して収入が減り、オリンパスで働く誇りを失い、社外からは冷ややかな目で見られるという状況。今後リストラなどで職を失うことにも十分考えられます。従業員が養う家族にも当然影響が出ます。本体だけで3千人、連結だと3万人いる巨大企業なので相当な人に影響が出ます。

「5.株主」
株価は当然の如く大暴落。多くの株主が損失を被っていることでしょう。

「あなたが経営者なら?」

仮定の話ですが、あなたが経営者になり過去に行われた不正を発見したとします。昔の損失は粉飾決算によって魔法のように処理されて現在隠れ損失はありません。あなたが黙っておけば誰も何もわかりませんし、誰にも直接的な被害は起こりません。もう過ぎ去ったことです。もし、これを明るみにすれば会社は上場廃止となり、信用は堕ち、従業員やその家族を路頭に迷わせることになるかもしれません。株主の信用に対して裏切りと損失で応えることになります。

あなたならどうしますか?

「ウッドフォード氏が悪魔に見えてくる」

もしかしたら、この問題を全部抱えてやろうという心意気が生まれてくるかもしれません。もちろん社会的には許されないことであることは理解しています。片棒を担ぐことになり良心の呵責にも苛まされます。いっそのこと自分は関係ないし、世間に暴露した方がよっぽど気が楽です。それでもそのとき従業員はどうなる?その家族は?自分にもかわいい孫がいて学校に通っている。従業員もここで働いた収入で家族を養っており、自分の孫のような年頃の子供もたくさんいるだろう。あの子たちの将来はどうなる?ここは皆を守るため自分が黙っておかなくちゃいけない・・・

そのような見方をしてみると、これまで正義の味方だったウッドフォード氏が「悪」というようにも見えてきます。会社の将来のためにも優秀なウッドフォード氏を抜擢しました。しかし、彼はやってくるなり成長について語らず、どこかで仕入れてきた不正会計に目をつけてほじくりまわし、ついには公表すると言ってきた。従業員や株主のことなど現実を考えず、自分の正義感だけを振り回しやがってなんて無責任なやつだ。自分だって良心の呵責を感じつつ守ってきたのに。一夜にしてオリンパスを崩壊させる悪魔のようなやつだ・・・

そんなことを考える可能性ありませんか?

「他人事でなく自分事で」

菊川氏が正義とは言いません。ただ、他人事のように何も考えずに批判するよりも、自分だったら同じ過ちをしなかったのか。ある視点でみると正義が悪に、悪が正義に見えてくることがあります。私自身、菊川氏は悪代官でウッドフォードは水戸黄門、というような印象を持っていました。しかし、ふと自分がステークホルダーだったらどう考えただろう?自分が経営者の立場だったらどうしていただろう?と思って考えてみるといろいろ発見がありました。私たちはすぐ他人事でモノゴトを見がちですが、自分事でみると、また違った景色と発見があります。

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視点を変えるという発想は面白いですね。三国志の諸葛亮孔明は優れた人物だと日本では思われていますが、弱い国なのに戦争を長引かせて戦死者を多く生むことになった人物という見方もあるそうです。ちなみに時間軸を変えてみても面白いです。その時代の価値観であったり、正義の定義も少し現代とは異なることがあります。

日本株、わたしが買います!

あつまろです。

日本株に魅力を感じます。日経平均は8000円台前半。内需関連株は比較的堅調ですが、海外で活躍する企業はけっこう売り込まれています。わたしの保有株も軒並みやられていますが、長期的な将来見通しが悪くなったわけではないのでナンピンして買い増したくなるくらいです。実際、今年はずっと買いたかったテルモとマニーという医療機器メーカーを買うことができました。まだ下がるようなら喜んで買い増します。私は米国株、中国株、韓国株にも投資をしていますが、やっぱり日本企業の方が情報量が違います。日本の株式市場をみながら普段わたしが感じていることを挙げていきます。

「貯株投資」
将来への成長性は高くないのかもしれませんが、下値不安の少ない安定的なビジネスをしている企業の株などを見つけると投資したくなります。学習塾ステップなんかはそんな私の保有企業のひとつです。連続増収増益を続けており、この先も継続の見通し。収益率に目を向けると営業利益率は22%超。売り込まれているので配当利回りは4.5%超。定期預金なんて目じゃありません、むしろ貯株でいきます。

「日本らしいビジネス株投資」
ウェザーニューズ、セコム、ベネッセなど日本ならではのビジネスモデルを築きあげて海外にも足場を広げようかとしている企業もあります。「日本」は信頼のブランドだけではありません。ユニークな視点をもつ企業があるのです。こういう企業に目をつけて「どうだ!」と言ってやりたいものです。

「名経営者株投資」
日本にいるから経営者の顔が見えやすいケースがあります。ソフトバンクの孫正義氏、楽天の三木谷氏、ファーストリテイリングの柳井氏などは顔の見える経営者三銃士ともいえるような存在です。他にも日本電産永守氏。この人なら信用できる、一緒に夢をみたいというような投資もありです。

「売られすぎでしょ株投資」
総合商社や海運会社の株はかなり売りこまれています。ともに景気変動の影響をモロに受ける業種ではありますが、逆に言うと今がチャンスじゃないの?という逆張り意欲が湧いてきます。例えば三菱商事はPER5.6倍。配当利回りで4.2%。権益保有していて現在も資源関連に投資をしています。円安にでもなって、世界経済が好況になりでもしたら、すごいことになるんじゃない。と思ったりします。株式投資のスコープに入れていないので、普段あまり気にしないのですが、これくらいまで売られている姿をみるとちょっと調べてみようかなという気になります。

「王道株投資」
先に述べたテルモやマニーなどは業績がいいだけでなく、医療というパイ拡大が見込める分野、キラー技術を持っています。海外シェアも高く長期的な成長が期待できる企業もあります。ビジネス好調で数字もついてきて、世界で認められている。本来であれば高値が付いて買いにくいはずのこういう企業の株も売られてきているのですから、「じゃあ、わたしが買います!」と手を挙げたくなります。

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アジア最後のフロンティア「CLMB」

あつまろです。

「CLMB」。 C(カンボジア)、L(ラオス)、M(ミャンマー)、B(バングラディッシュ)の頭文字です。いまや企業にとって海外生産拠点を持つのは当たり前。中国やタイなどの老舗は成長と共に「中所得国」に変貌を遂げて、コスト安の魅力が徐々に失われていっています。そこでアジア未開の地として注目されているのがCLMBです。

「CLMBはどれだけ安いの?」
JETROが製造業作業員の基本月額が発表しています。タイ231ドル、中国217ドルと月2万円程度です。対してCLMBに属するミャンマー78ドル(約6千円)、バングラディッシュ47ドル(約4千円)と半値以下の水準です。中国で1人は、バングラディッシュ5人分の賃金とほぼ同等です。

「CLMBに進出する企業」
ユニクロを経営するファーストリテイリングは生産拠点を中国からバングラディッシュにシフトしていっています。既にバングラディッシュはユニクロに限らず世界のアパレルメーカーの生産拠点として名を馳せています。子供服を扱う西松屋チェーンも利益率向上のため現在のほぼ全量中国生産からバングラディッシュに移転し始めることを今年発表しました。また、医療機器メーカーである栃木のすごい企業マニーは既にミャンマーとラオスに進出済みです。

「CLMBから企業を評価できる」
フロンティアという響きはいいかもしれませんが、結局、問題だらけというわけです。このタイミングでCLMBに進出する企業は、横並び体質でなく自分なりの評価基準と行動力があることの証でもあります。ファーストリテイリングもマニーもただの安売りではありません。原価低減によって利益を上げることによって、その利益を研究開発に再循環させてより大きなモノを狙うという行動を起こしています。コスト低減というのは飽くなき挑戦です。個人投資家の目線でみると、生産拠点にCLMBが入っているかということは、先鋭的な企業、決断できる経営者が存在する企業、という評価ができます。※ただし、タイなどはコスト以外の産業集積地としてのメリットもあるので個々企業の戦略上であえて進出しないという選択肢もあります。

中国やタイは気がつけば生産地から市場というように世界の目が変わってきています。10年20年もすればCLMBに対する私たちの見方も同様に変わっているかもしれません。

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2人のジャイアンに挟まれた日本

あつまろです。

GDPでみるとアメリカが14兆ドル。ナンバー2となった中国が5兆ドル。まだ3倍近い開きがあるというのが現状です。しかし、現在の成長率を考えると2019年には中国が世界1位になるという試算が発表されています。

The Economistは、2019年に中国がアメリカを抜いて世界1位に踊り出るという試算を出ています。

CHINA VS US


これからの10年はアメリカと中国のつばぜり合いが繰り広げられそうです。最近のアメリカは為替で人民元の経済面でのプレッシャーだけでなく、軍事面でもオーストラリアの大増員やインドネシアへの戦闘機供給など露骨な対中シフトを打ち出しています。アメリカと中国のテリトリー争いは国際的な枠組みでも繰り広げられているようにも見えます。例えば、最近なにかと話題のTPPについてはアメリカの経済支配権のような言われ方を日本でもされており、どこまで真実かはわかりませんが、アメリカ派閥のような位置づけはあながち嘘ではないでしょう。一方の中国はASEAN+の枠組み。中国が指導的な立場をどこまでとれるかはわかりませんが、アメリカを除いたアジアグループを形成したい思いはあるでしょう。「アメリカTPP」と「中国ASEAN+」という構図ですね。現に日本のTPP交渉参加発表後には中国では動揺が走っていたようです。

ドラえもんでいうと、ジャイアン2人が睨み合っているような状態。日本の立ち位置はスネオのようなものです。じつはこの状態は非常にチャンスだと思います。平時であれば、ジャイアンの意見が全てまかり通ってスネオは言いなりですが、ジャイアンは共にスネオを仲間に入れたいので、話を聞き入れる余地ができてくると思います。

TPPのASEAN+の枠組みどちらににせよ、世界ナンバー3である日本の技術・資本・市場が参加するしないで大きく影響が出そうです。日本はこの機会をうまく活かして、よい条件を引き出していってほしいものです。

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期待ハズレの長期投資

あつまろです。

桃栗三年柿八年と言いますが、桃や柿が育つ時期になっても株式投資のリターンは思ったほど育ってくれないものだなぁと感じる今日この頃です。わたしが投資を始めたのは2003年で最初から長期視点での投資を心がけてきました。2012年で節目の10年目を迎えようとしています。

「期待ハズレのこの10年」
10年が経過しようとする現在の姿は、2003年で投資を始めた時に思い描いていたような世界ではありません。長期投資が報われていないというのが私の現状です。いや、ずっと悪かったわけではありません。前半戦の2003〜2007年の小泉政権期には世界経済の好調さにも頼って、何に投資をしても全部上昇していた時期もありました。今振り返ると、景気のピークにむけて友人たちも次々と投資に目を向けて、FXやREITや株式投資に参戦していました。近所の本屋では投資関連の本で特設展示コーナーができていました。いまとなっては投資を続けている友人はいませんし、本屋の特設展示コーナーにはジョブズ氏の写真が並び、投資の「との字」もありません。

「投資家は短期志向に」
多くの個人投資家のスタンスは長期でモノゴトを見ていません。投資から回収までの売買スピードや回転率が高い投資家がたくさん存在します。彼らから見れば「長期保有」という考えに対しては、「これだけ変化が早いのだから数年先なんて誰もわからない。そんな不確実なものに投資してどうするんだ」というツッコミを入れたくなるのでしょう。

「パフォーマンスが悪いのは市場のせい?」
投資するときに長期で何倍にも成長してくれるだろうと期待していた企業や、ここは成長性が低くても業績は底堅く割安で下値不安もないだろうと思っていた企業も、株式投資のパフォーマンスでみると私が満足できないものが多数を占めます。一方で、現在のような経済下でも最高益を叩き出す企業もあります。パフォーマンスが良くないのは、市場だけでなく私自身の問題(投資選定眼や投資タイミング)によるものも大きいのでしょう。

「強い企業は時の試練に打ち勝つ」
株式に投資するということは、人間の飽くなき成長へ渇望を信じることだと思っています。企業というのは人間の知恵と努力の結晶であり、途中で壊れてしまう企業もたくさんありますが、本当に強い企業は不景気下でも着実に力を蓄えて大きな成長を遂げます。悲観マーケットで一時的に低迷することがあっても、それを糧にして乗り越えることができます。

「15年保有の先には・・・」
私自身は最低15年間保有を前提にした投資をしてきました。わたしが送り出してきたマラソンランナーは、まだ一つも15年という時間を完走していません。もしかしたら15年経過したときに素晴らしい成果を挙げるかもしれませんし、もしかしたら今よりダメになっているかもしれません。私は成功も失敗の両方を受け止める気持ちができています。15年間ひとつの企業と向き合い、市場と付き合い、ここに投資してよかったのかという自問自答することが20〜30代という人生の前半戦で経験は貴重だと思っています。失敗から学ぶは多くあります。投資選定基準を見直すかもしれませんし、そもそもの15年前提という時間軸を見直すかもしれませんし、投資スタンス自体を見直すかもしれません。

ちなみに「桃栗三年柿八年」には続きがあります。「柚子は九年で花盛り、梅は酸いとて十三年」。さらにここに「カブ十五年」が足したくなります。

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プロ野球親会社の歴史

あつまろです。

DeNAの球団買収が話題になりましたが、ここ10年では楽天やソフトバンクなど新しい企業が球団経営に乗り出しており、これも時代を写す鏡になっています。ふと、各球団の親会社の歴史を見てみると面白いだろうなぁと思って調べてみました。

「創世記 インフラの時代」
もともと戦後すぐの状態では、新聞社に代表されるメディアと、鉄道会社によって球団経営がなされていました。中日新聞社、読売新聞社、阪神電鉄は現在までそれを引き継いでいます。メディアも情報インフラだとみなせば、インフラ産業による戦後の創世記と言えるでしょう。

「第一次革命 製造業の時代」
面白いのは1970年あたりからヤクルト、日本ハム、ロッテなど消費者向け製造メーカーが球団経営に乗り出している点。高度経済成長に沿って日本の製造業が力を付けてきたといえるでしょう。戦後20年経って、日本もだいぶ変わってきたということでしょう。

「第二次革命 小売・金融業の時代」
80年代には小売王ダイエーと金融異端児オリックスが球団経営に参加しています。ハコモノ(鉄道)から、食品を経て実体を生み出さないサービスが勢いをつけてきています。

「第三次革命 ネット(通信)の時代」
2000年代にはライブドアが球団経営に名乗りをあげて世間が大いに騒ぎましたが、ソフトバンクや楽天が球団を持ち、そして今年にはDeNAが参戦の意をあらたにしています。DeNAの事業モデルはさておき、こうやってみてみると、日本にはベンチャーが育たないというのは違っていて、どの企業も比較的最近に生まれた企業です。興味深いのはネットというバーチャル的なものが、球団というリアルと結びつく姿です。

puroyakyuu
(球団親会社の変遷)

「第四次革命は何がくる?」

だいたい10~20年タームで変化が起きているようです。当面はネット関連企業が続くと思いますが、どこかで転換点を迎えるでしょう。

では、次の産業は何がくるでしょう? 

教育・介護などの対人サービス業なども考えれます。こう見返してみると、日本を代表する自動車や電化製品に関する企業は意外に出てきていないのですが、アップルのような製品を生み出す企業や自家用飛行機などを作る企業が出る可能性もゼロではありません。ひょっとしたらファーストリテイリングのようなアパレルが来ることもありえます。現在の企業名などで当てはめてみると「ベネッセファイターズ」、「パナソニックスワローズ」、「ホンダホークス」、「ユニクロジャイアンツ」みたいなことも可能性ゼロではないですね。どう思いますか?

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ウォーレン・バフェット氏がIBMに投資

あつまろです。

ITバブル期に「自分が理解できるものにしか投資をしない」とハイテク株に手を出さず、ITバブル崩壊後に「やっぱりバフェット氏は正しかった」と褒めそやされた、オマハの賢人。

そのバフェット氏がハイテク株の代表とも言われていたIBM株を107億ドル(約8000億円)で一気に買ったというニュースが飛び込みました。これは何を意味するのでしょう?

バフェット氏が「理解しないものには投資しない」という言葉は、ハイテクビジネスが理解できないのではありません。ハイテクの将来の姿が見えない(=理解できない)ということです。IBMはハードから脱却してソリューションビジネスに舵を切ってビジネスモデルが変化してきました。バフェット氏からみて現在のIBMは長い目で計算できるビジネスと映ったのでしょう。ハイテク産業の雄であったIBMはいまでは、FacebookやGoogleなどネットの巨人と比べてもオールドエコノミーになったとも言えます。

おもしろいことに、バフェット氏というのは長期投資の神様のように崇められていますが、彼の投資は誰もが知ってる有名大型株への投資がけっこう多いです。日本の熱心な株式投資を志向する人は、マイナーな小型株にこそ成長を見出すことが多いのですがこういう誰もが知ってる企業、言い換えれば、もう成熟して成長余地が少ないと思う企業にこそバフェット氏が手を出していること。バフェット氏の投資スタイルが完璧とは言いませんが、超有名大型企業という選択肢も見直してみる価値はありそうです。

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