あつまろのこだわり資産運用

個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでます。

2011年07月

どんな保障が必要?

あつまろです。

保険はとても大きな買い物です。生保営業から商品を勧められた経験がある人も多くいると思いますが、民間保険の何に加入するかを考える前に、そもそも自分はどのようなリスクに備える必要があるか、ということから考えてみましょう。今回は公的年金制度をヒントにしてみます。

公的年金には「老齢年金」「遺族年金」「障害年金」という3つの分野があります。

「老齢年金」

一般に「老後の備え」と言われる部分です。国民年金だけに加入している人は、とても生活できる額ではありません。所得にもよりますが、厚生年金や共済年金でも不安があるケースがあります。老後の備えとしてどのような方法で準備するかですが、保険商品だと養老保険や変額年金など個人年金などがあります。ひと昔前の金利の高い時期に加入した養老保険などは「お宝保険」となっているケースがありますが、私は基本的に老後の備えについては保険でなく、投資や債券など自分で運用した方がよいと思っています。

「遺族年金」

家計の担い手が死亡した場合、残された家族に支払われる年金です。死亡保険は生命保険としても軸となる保険です。夫婦共働きのDINKs世帯なら一方が亡くなっても、大人ですから自分の身ひとつは稼ぐことができるかもしれませんが、子どもなど養育が必要な場合なら死亡保険はぜひ加入すべき保険だと思います。
商品性に違いはなくシンプルなものであれば、正直価格の問題だと思います。ネット生保であるライフネット生命などは営業職員など人件費を抑えることができて割安でよいかと思います。また、もし勤め先に団体(グループ)保険があれば目を通して頂きたいです。企業の福利厚生の一環でもあって、市販商品よりも安いケースがあります。

「障害年金」

ケガや病気で障害を持ってしまった場合に支給される年金です。ケガや病気の治療自体は健康保険がカバーされるのものです。日本の健康保険って優秀で、高額療養費制度という堅苦しい名前の制度がじつに効果的です。(Wikipedia高額療養費制度

日本の民間保険は治療に対する保障ばかりで、私は障害に対する備えが不足している家庭が多くあるのではないかと思います。実際、厚生労働省で生活保護の受給開始理由は 「世帯主の傷病」が4割という数値が発表されています。つまりケガや病気で寝たきりにでもなったら、障害年金だけで暮らしていかなくてはならないのです。年齢、所得、障害等級によりますが、厚生年金に加入していても30歳前後の男性事例では年200万円の年金収入という数字が試算されました。とても生活できるレベルではありません。もっと寝たきりリスクにも注目していくべきだと思います。3大疾病と診断されたら大きな保険金が下りるケースがありますが、他の病気は?と気になります。

アメリカではこういう長期の就業不能に備えた保険が一般的で、アメリカ人の加入率29%という記事を数年前見ました。この保険の特徴は所得に対する保障です。つまり、事故や病気で働けなくなって給料がもらえなくなったときに、給料の代わりに保険が月々支給されるというものです。

日本でも2年など短期の所得補償保険はそれなりにありますが、寝たきりに対して2年だと短すぎです。せめて60歳までの長期で支給される保険が必要です。日本では日立キャピタル損保の「長期所得補償保険」が孤軍奮闘で提供してきていましたが、近年になってライフネット生命が「就業不能保険」を出してきました。

長寿が当たり前になった現在だからこそ、長生きリスクとしての備えの重要性がますます必要になってくるかと思います。

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資産配分をみる

あつまろです。

現在、私がターゲットとしている資産配分は、3つのポイントがあります。

1)株式比率(日本株+外国株)は50%超
株式を資産の中核と位置付けています。
2)外貨比率(外国株+外国債券+外貨預り金)は40%
外貨資産にも積極的に投資していくスタンスです。
3)キャッシュ比率(預貯金+外貨預り金)は27%
資産の4分の1。株価暴落時などの有事(絶好機)での大砲玉です。

このターゲットに対して、現状の資産配分は以下のとおりです。

【現在の資産配分状況】
1.日本株式24.8%
2.日本債券6.1%
3.外国株式18.8%
4.外国債券8.0%
5.不動産4.7%
6.円預金30.3%
7.外貨預金7.2%


asearo


1)株式比率(日本株+外国株)は約43.7%。
2)外貨比率(外国株+外国債券+外貨預り金)は34.0%。
3)キャッシュ比率(預貯金+外貨預り金)は37.5%。

株式や外貨への投資を上積みして、じわじわと株式や外貨比率が上昇してきています。ドル円が過去最高近辺の77円台にきていますから、引き続き外貨への資産比率を上げていきます。株式はチャンスを待つ姿勢です。

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成長株を見極める15の質問

あつまろです。

成長株投資の代表者にして、ウォーレン・バフェットに影響を与えた人物。フィリップ・フィッシャー。企業の価値を評価するため、彼は15の質問を私たちに教えてくれています。
1. 少なくとも数年間にわたって、売上を大きく伸ばす製品・サービスがあるか
2. 業績を牽引する製品・サービスの次に向けた一手を打っているか
3. 研究開発が成果をあげているか
4. 強い販売網・営業体制があるか
5. 利益率が高いか
6. 利益率の上昇・維持に対する取り組みができているか
7. 労使関係は良好か
8. 幹部社員が能力を発揮できる環境か
9. 幹部社員は優秀な人材が多いか
10.コスト分析や、財務分析を重要視しているか
11.競合他社に勝る、業界で通用する特徴があるか
12.長期的な視野の収益見通しを立てているか
13.既存株主の利益を損なう増資の可能性があるか
14.経営者は問題発生時に積極的に説明しているか
15.経営者は誠実であるか


企業の本質を見極めるために、決算書を丹念に見ることは重要ですが、数字だけでは表現しきれないものがあります。フィッシャーは対象企業のステークホルダーへのヒアリングが重要だと説きます。

フィッシャーの15の質問は、個人投資家にとって全ての回答を得るためのヒアリングはハードルが高いです。が、フィッシャーの時代に比べてネットによって情報入手が容易になりました。

フィッシャーの質問はどのポイントを見ればいいのか、判断に迷う質問もあります。これについては、フィッシャー著の「フィッシャーの超成長株投資」を読み込み、最終的には自分なりの解釈で見極めるべきだと思います。

あらためてフィッシャーの質問をみると、あらゆる角度から企業を評価しようとする意図が垣間見えます。

1. 少なくとも数年間にわたって、売上を大きく伸ばす製品・サービスがあるか
2. 業績を牽引する製品・サービスの次に向けた一手を打っているか

製品・サービスに対する評価。現在と将来という時間軸も重きを置いています。

3. 研究開発が成果をあげているか
研究開発に焦点。売上比や利益比で見るだけでは評価が難しく、ヒアリングが重要。

4. 強い販売網・営業体制があるか
販売網・営業体制に焦点。数字では見極めできない項目であり、ここもヒアリングが重要。

5. 利益率が高いか
6. 利益率の上昇・維持に対する取り組みができているか

ここは数字(利益)に対する評価。現在と将来という時間軸です。

7. 労使関係は良好か
8. 幹部社員が能力を発揮できる環境か
9. 幹部社員は優秀な人材が多いか

労働者(人材)への評価。数字上だと離職率や平均給与レベルでしかわかりません。ここもヒアリングが重要です。

10.コスト分析や、財務分析を重要視しているか
コストに注意ができているか。評価が難しい項目です。経営者の発言内容を拾うのが一番効果的かもしれません。

11.競合他社に勝る、業界で通用する特徴があるか
難しい項目。例として特許などもありますが、ここもヒアリングでないと発見しにくい項目です。

12.長期的な視野の収益見通しを立てているか
経営が長期ビジョンを持てているかという視点。

13.既存株主の利益を損なう増資の可能性があるか
財務状況を問う質問。ここは決算書から読みとれる項目と思います。

14.経営者は問題発生時に積極的に説明しているか
15.経営者は誠実であるか

経営者への評価。最後の質問は見極めが非常に難しい。フィッシャーは例として株主に不利益をもたらすストックオプションをあげています。バフェットもストックオプションには辛口評価で共通しています。

これらの質問(=企業評価の切り口)をそのまま利用するのでなく、自分なりの銘柄選定基準に組み込めるとよいですね。

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分散投資への警笛

あつまろです。

分散投資のススメとして、 「卵はひとつの籠に盛るな」という格言があります。
卵をあまりに多くの籠に分けた場合に起こる不都合について真剣に考える人はほとんどおりません。籠を増やしすぎるとどうなるかというと、最後にはほとんど魅力的な籠を探しても手に入らなくなったり、すべての籠に目が行き届かなくなったりするのです。
と言ったのはフィリップ・フィッシャーです。

フィリップ・フィッシャーは、成長株投資の代表者。ウォーレン・バフェットもフィッシャーの影響を色濃く受けていると言われています。市場全体に投資するのが最も効率的。分散投資が基本。当たり前と思っていたことが、本当にベストなのでしょうか。たまには、フィッシャーの言葉に耳を傾けてみるのもよいことではないでしょうか。
分散することなしに少数の銘柄に集中的に投資をすることよりも、分散投資にこだわるあまり、よく知りもなしない会社に投資をするほうがはるかに危険なのだということを、投資家本人でさえ考えてもみないのです。リスクの軽減を考えるあまり行きすぎた分散をするのは資金の無駄遣いです。

フィッシャーは決して、分散投資が無意味と言ってるわけではありません。ただ、何も考えずに分散投資信奉者になることに対して否を唱えています。

私も本当に信頼できる投資先を絞って投資をすることが、良いパフォーマンスを生み出すと信じています。あとは信頼できる投資先の見つけ方が正しいかどうか次第だと思います。フィッシャーに学ぶ成長株投資の見極め方は、また別途ご紹介します。

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冷蔵庫事情

あつまろです。

ふとしたきっかけで冷蔵庫の買い替えを検討し始めました。普段、生活する上で空気のような存在で、あえて注目することのなかった冷蔵庫ですが、調べたり話を聞いているとなんともおもしろかったので、今回は冷蔵庫についてつらつらと書いていきます。

「我が家の冷蔵庫事情」

我が家の冷蔵庫は、約10年前に購入した2ドアタイプの冷蔵庫を使用しています。160箸両さな冷蔵庫ですが、夫婦2人の生活なので不自由は感じませんでした。しかし、米や調味料は冷蔵庫に入るスペースがないのは少し気になっています。そんな私が冷蔵庫を買おうと思ったきっかけは、テレビ番組で開封した食品(例:ゴマ)に、知らないうちにダニがうようよ入っているという事実を知ってからでした。我が家もゴマをはじめとして開封済みの食品を外に置きっぱなしにしていました。そこで食品はなるだけ冷蔵庫に入れようと思い立ち、いっそのこと冷蔵庫を買い替えようと思ったのです。

「冷蔵庫のお買い得シーズン事情」

ちょうどよいタイミングで日経新聞の「価格定点観測」という欄で「冷蔵庫、大幅に下落」という見出し。なにやらこの時期は需要期の夏を迎え、量販店の価格競争が激しいとのこと。例年、秋が新商品シーズンであるため、シーズン終盤の最終売価に近い数字だそうです。実際、価格をみると昨年秋の発売当初26〜27万円機種が現在は15万円前後にまで下がっているという記事を目にしました。
有楽町ビックカメラに行って、話を聞いてみると、やっぱり新聞記事のとおり相当安くなっているという話でした。特に3連休最後の日なんかは各社値下げ競争で約500箸梁腓な冷蔵庫が各社14万円台まで下がっていましたし、メーカーの中には13万円台、そこからポイント18%という数字がついていました。大型冷蔵庫は20万円を超える高額家電のイメージがありましたが、予想以上に値崩れしているという印象でした。

「冷蔵庫選びの前提事項」

冷蔵庫を選ぶ前に、まずはサイズを選ぶところから始めたいものです。必要とする容量(函砲旅佑方の一例をご紹介します。

「常備品100函寨夙100函棆搬何与堯70函

ここから実際に冷蔵庫を格納するスペースがあるかどうかの把握が必要です。ポイントは、置き場だけでなく部屋の中に持ち込むまでのエレベータ、玄関、部屋の扉なども忘れずに寸法を見ることです。ここまででサイズをクリアすれば、あとはどこまで出せるかの予算をみて、いざ機種選びです。

「驚きの冷蔵庫性能事情」

各社の製品比較も私なりに実施しましたが、結論から言うと、どのメーカーも基本機能はかなり高水準であります。なかでもわかりやすいのが省エネ。500箸稜間消費電力は250〜290kWhほど。我が家で使っている2ドア160箸領簑庫は年間消費電力はなんと520kWh。容量が3倍に増えて、電気代半分というのが現状です。購入価格もちょうど手頃で初期コストが抑えることができ、しかも省エネでランニングコストも安くなるとうれしい。

「各社の冷蔵庫事情」

冷蔵庫のメーカーは、5社の存在感が目立っています。
三菱、日立、東芝、パナソニック、シャープ。

どのメーカーも基本性能は高水準ですが、なかでも各社ごとの売りがあります。
それを簡単にご紹介します。

「三菱」
光ビッグシリーズで魅力を感じた機能は、冷凍技術。 「瞬冷凍」熱いままの食品をセンサーで検知して一気に味を壊さず冷凍可能。冷凍するとまずくなるジャガイモカレーもおいしさを保てるそうです。 「切れちゃう冷凍」マイナス7℃という絶妙な温度で凍った食品が包丁で切れます。

「日立」
真空チルドシリーズで魅力を感じた機能は、チルド技術。 「真空チルド」真空状態、低酸素で食材の鮮度が高く保たれます。調理して食べきれなかった食材や刺身などにチカラを発揮しそうです。気圧が低いことにより、漬けものなど染みこみが早いという効果があり、調理にも影響がありそうです

「東芝」
VEGETAシリーズで魅力を感じたのは、野菜重視の戦略。 野菜鮮度を保つためにの「ピコイオン除菌」で、鮮度劣化の原因となるエチレンガスの分解に目がいってしまいます。また、除菌、脱臭、栄養素アップという効果もあり。一番下にレイアウトする野菜室が真ん中なのもおもしろいです。

「パナソニック」
トップユニットシリーズで魅力を感じたのは、使いやすさ。ナノイーによる鮮度維持や新鮮凍結という冷凍技術など各性能も他メーカーに見劣りはしないのですが、収納力や使い勝手の良さが一段上のようです。パナソニックというのは、どの製品も使いやすさには定評があります。

「シャープ」
プラズマクラスターシリーズで魅力を感じたのは、プラズマクラスター技術。どんな製品でもプラズマクラスターという印象ですが、冷蔵庫もやっぱりです。ビックカメラ店員さんの話によると脱臭はシャープが最も定評があるとのこと。鮮度維持や除菌にもプラズマクラスターは効果があるそうです。

「で、なにを選ぶ?」

正直、好みの問題と思います。我が家の生活からすると、ごはんを炊いて冷蔵庫で冷やすことが多いので、三菱の冷凍技術なんかはいいなと思いました。三菱の冷凍、日立のチルド室、東芝の野菜用の工夫、シャープのプラズマクラスター、パナソニックの収納とレイアウトがあわさると現時点で最強の冷蔵庫です。

しかし、いち消費者としてはこれだけの高レベルの性能はうれしい反面、世界でみるとあきらかにオーバースペックだなとも思いました。現地の生活に密着した製品開発、現地でうけいれられるデザイン、低コストを可能にする技術。5社がガラパゴス日本でつばぜり合いを繰り広げるだけでなく、その開発力のベクトルを世界にむけるともっともっと活躍できる気がします。最近は中国家電メーカーが新興国で存在感を増しています。

誇らしい、実力がある企業たちなので、世界70億人の消費者から選ばれる冷蔵庫作りができると期待しています。

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高金利通貨は下落する

あつまろです。

高金利通貨の人気が続いています。人気のブラジルレアルは政策金利12%超という高い数字で個人投資家の人気を鷲掴みにしています。また、実際に通貨高も検討に続いています。しかし、ブラジルレアルなど高金利通貨は「買い」なのでしょうか?

高金利通貨は、基本的に高インフレの通貨であることを意味します。

「例:円国とドル国でのおはなし」

「為替」 100円=100ドル
「金利」 円国は0金利、ドル国は5%金利(=インフレ率)
「物価」 円国のおにぎり100円、ドル国のおにぎり100ドル

「1年後」

「物価」 円国おにぎりは100円のまま。ドル国はインフレで105ドルに値上がりしました。
「金利」 銀行に預けていたお金は、1年前の100円はゼロ金利なので変わりません。一方、100ドルは105ドルとなっています。※円国で預けたの人はドル国を羨ましいと思ってしまいがちです。
「為替」 同じおにぎりを基準にして計算すると100円=105ドルとなります。※仮に100円=100ドルのままだと、円国のおにぎりは100円なのに、ドル国でつくったおにぎりは105円になって、安い円国のおにぎりばかりが売れることになります。

現実の世界では、名目金利の数字に魅力を感じてドル国の通貨を買ったり、市場参加者が短期相場であえて高金利通貨を買うことで利益を出すようなことが起こり、100円=110ドルや120ドルになったりします。しかし、それは商品やサービスなどを基準とすると不均衡(プチバブル)を生み出すこととなり、いつの日かあるべき姿に戻ろうと調整(プチバブル崩壊)が起こります。振り子のようなものです。

「為替は購買力平価で決まる」

おにぎりのように商品やサービスを買う通貨のチカラを「購買力平価」と言います。為替レートというのは、どれだけの商品やサービスが買えるか(購買力平価)に連動することになります。高金利通貨は長期的に金利差分は、通貨安となって相殺されます。

結局、為替取引ではゼロサムゲームです。

別の見方をすると、あきらかに行き過ぎの為替相場というのは、行き過ぎた円高や円安などの「ひずみ」が発生したときに、通貨を長期ポジションで売買することで「ひずみ」が是正されたときに利益を得ることが可能となります。(私は自信がないので為替で益を狙うことはしませんが・・・)

「購買力平価って何をみればいいの?」という疑問も浮かんできます。これには企業物価、消費者物価、輸出物価など複数のものさしがあります。購買力平価の定義も一概には言えないものなんですね。※日経新聞のコラム特集では企業物価が連動しているという専門家の声を紹介していました。

「さいごに」

2007年フランスに旅行しました。当時のユーロ円は160円前後と記憶しています。現地での買い物は日本の物価と比べた場合、ものすごく高く感じました。マクドナルドのセットメニューが円換算だと1000円を超えていたり、自販機で買うペットボトル飲料もすごく高く感じました。ましてやレストランで食べるフランス料理の価格などは・・・
当時は「ユーロ高円安」が鮮明でしたが、私は現地の物価を肌で感じて、間違いなく円高になるなと思ったものです。

購買力平価と為替の情報を発信している国際通貨研究所で、当時の為替レートの異常さを示すチャートがありました。紺色の線が為替レートです。
PPP

(出典:国際通貨研究所 主要通貨購買力平価[ユーロ円])

マクドナルドのセットメニューが1000円を超えるような為替水準だと、チャートにするとこれくらいのギャップがあるものなのですね。

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何のためにお金を貯めるのか?

あつまろです。

「何のためにお金を貯めるのか?」を自分に問うてみると、みなさんどんな答えが連想されるのでしょうか。

私の場合は、「お金で困りたくない」というのが最初に来ます。日常生活を不自由なく暮らしたいと思うと、やっぱりお金が必要になるのです。お金がないことが、しなくていいケンカの原因となることがあります。また、アリとキリギリスのイメージで、人生においての冬の時代が訪れるようになっても不自由なく暮らしていきたいという思いが根底にあります。

このイメージは、何もお金だけに限りません。キャリアにおいては、現在の勤め先が倒産してもすぐに転職して意義ある仕事ができるような能力・スキルを身につけるべきだと考えています。健康に対しては、食事に気を配ったり、運動習慣をつけて高齢になっても好きなことができるようになりたいと思っています。

でも、「困りたくない」という回避欲求を目的にして人生を過ごしても面白くありません。資産形成、キャリア形成、食事、運動のそれぞれ楽しみながらやっています。人間はポジティブなものにしか情熱を傾けられないものだと思います。

さて、話を元に戻します。「何のためにお金を貯めるのか?」という問いかけは、こう言い換えることができるかもしれません。

「何にお金を使うのか?」

お金を貯めるのは、「使うため」にあります。お金を使ってどのようなことをしたいのかを自問すると、どのように生きたいのかが見えてきます。「お金を使うこと」といっても、短期的、長期的な視点で少し異なります。

短期的な視点で言うと、旅行にいきたい、服を買いたい、などがあります。
長期的な視点で言うと、お金以外に価値を見出した仕事をしたい、夫婦で世界中を旅して過ごしたい、などがあります。

とくに長期的な視野でみて、どのように「何にお金を使うのか?」と問うことは、どのように生きたいのかを考えることできっかけにもなる気がします。

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1ドル70円台時代を追い風に

あつまろです。

ドル円は80円を割り込んで、70円台に突入しています。私はこの円高を、絶好のチャンスが続いている状態と思っています。

近年の個人投資家は、国内だけでなく、世界に目を向けて投資するグローバル投資に目をむけるようになってきています。手数料の安いインデックスファンドの登場で、一般投資家も詳しい知識不要で簡単にグローバル投資ができる時代になっています。このような投資信託(ファンド)を通してグローバル投資を実践している投資家にとっては円高はむしろ歓迎すべき状況です。私のように海外企業への個別株投資をする投資家にとっても同様です。強い円を利用して、グローバル投資の追い風が吹いている状況となっています。

ただし、長期保有前提の王道投資家は、短期的な為替変動をみて利ザヤを狙うようなチマチマスタイルでなく、もっと大きな視点で長く大きなリターンを狙う投資家でありたいものです。

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企業が担う「速度の経済」

あつまろです。

企業は、取引などのスピードを上げる成果である「速度の経済」で、人類に豊かさをもたらしたとされています。経済学では、これにより、市場(資本主義)が政府(社会主義)に勝ると結論づけます。企業の出現によって経済活動の速度は劇的な向上を果たしました。現代の生活と2世紀前の生活の決定的な違いは、時の流れる速さにあります。

例えば、チェーン店ビジネスを展開する企業が、飲食チェーン店を持ち、漁船も本部が保有すると考えます。その場合、魚はセントラルキッチンに直行し、各店に振り分けされます。これで手間も時間も短縮されることになり、魚の鮮度という視点でセリより格段に優れることになります。

先日、フォーチューン社の発表したグローバルカンパニー500では、世界ナンバー1売上の座はウォルマートとなりました。ちなみに従業員数でもナンバー1です。(従業員数210万人と驚くべき人数です)。
ウォールマートは「速度の経済」のモデルケースとも言えるものです。ウォルマートの物流網はとてつもなく速く、倉庫、滞留在庫、伝票、手作業、トラックの重複ルートなどを激減させることにより値引きを実現してきました。結果として商店街のような他小売店や、問屋業務を一掃することになりました。一企業が市場を超えた瞬間です。シュンペーターの「創造的破壊」でもあります。

日本企業も同じような成果を出す企業はいくらでもあります。コンビニエンスストアが独自物流から、製造、原材料調達まで手がけています。ヤマトなどの物流を手がける企業も日々進化しています。企業活動というのは、切磋琢磨を続けて退出を迫られる企業も出てきますが、多くの参加者が知恵を絞って、人類全体としては豊かさに向けて進んでいる姿には敬意を以って見てしまいます。

そう考えると、速度の経済で人類を豊かにする企業の一部を保有することになる株式投資は、理にかなった行為のように思えます。企業選別という点では、その企業の持つ「スピード」はどのようなもので、どのように私たち消費者に効果を与えるのかという視点で見ると、あらたな発見があるかもしれません。

参考文献:日経新聞ゼミナール欄「企業を考える」

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気づかないまま自動車ビジネスに投資しているかも・・・

あつまろです。

自動車という製品は輸送を担う物流向けという見方ができますが、その実は嗜好品として見るのが最も適切でないかと思います。これだけ公共輸送機関が発達した日本において個人が自動車を購入する理由は、移動の利便性向上、レジャーや趣味という位置づけの方が強そうです。

嗜好品は、景気低迷期には「不要不急でない」と買い控えが生じます。現にサブプライム・リーマンショック後は自動車は「需要蒸発」が発生しました。私はそれまで自動車を嗜好品としては見ていませんでしたが、肌で感じることになりました。

長期保有前提の株式投資という視点では、生活必需品を提供するビジネスに安心を覚える一方で、嗜好品を提供するビジネスにはリスクの高さが気になります。一方で自動車というのは新興国を中心とした拡大基調が続いているので無視しにくいビジネスです。そこで現実的な方策としては、ポートフォリオの一部を自動車関連企業を入れることによって、バランスをとるというアイデアがあります。

しかし、ポートフォリオを組むときには注意すべき点があります。例えば、日本自動車ビジネスの首領「トヨタ自動車」、ガラスの「旭硝子」、塗料の「関西ペイント」、電線の「住友電工」という4つの企業でポートフォリオを組んだとします。これで自動車関連ビジネスはトヨタだけで一定の範囲内になり、リスクを抑えたと思ってはいけません。

「旭硝子」のガラスセグメントの売上の4割強は自動車用ガラスです。「関西ペイント」の連結売上の4割は自動車関連です。「住友電工」の連結売上の4割強は自動車関連です。自動車産業というのは裾やの広い産業です。とくに日本の製造業においては私たちが思っている以上に自動車に関するビジネスを手がけています。産業ごとの銘柄分散をしたと思っていても、ポートフォリオの内実は自動車関連事業の比率に偏っている可能性があるのです。産業別のポートフォリオを考えるときには、こういう切り口も含めて検討するとよいかと思います。

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